●OTA(On The Air)

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★どんなトークか一度聞きたい

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◆営業の挨拶<1> 【投稿記事:TNX sinonomean】
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最近の社会人教育は、私が受けていた時代とは大きく
変わったのだと、痛感する。


近年、電話での営業が増えた。初めて聞く会社名で、
全く面識が無いのに、




いきなり『社長を電話口に出せ』と言う。




実際には『社長を出さんかい!』なんて言い方はしな
い。しかし、社長に電話を取りつぐのが当り前だと言
わんばかりの口調だ。


外出していると答えると、いつ頃帰るかを聞く。


その展開は、まるで『おたくの社長と話しをすること
が決まっている』という感じだ。


こちらが『お約束でしたか?』とか『よろしければ、
ご用件をお伺いします』と問いかけると、決まって
『いえ、営業のご挨拶だけですので、改めます』
(言葉を知らない人だと『改め直します』)と言っ
て電話を切る。




営業の挨拶って、実際には何を話すのだろう?




一般的に考えられるのは『当社の営業品目の説明』だ。
そんなのは会社案内と称するパンフレット様の物を提
示すれば済む。


それをいちいち電話口で読み上げる気なのだろうか?
いや、それ以前に引っ掛かることがある。『営業のご
挨拶です』と言う、その人は、電話の声から判断する
に若い。会話をしていると、声は若いが年配者なのか、
本当に若年者なのかの判断くらいはつく。


ハッキリ言って若年者だ。(まともな敬語さえ知らない)


彼等が所属する会社が、どれほど大きいのか、私は知
らない。


しかし、私がかつて受けた教育では『どんなに小さな
会社でも、そこの役員は立派な人でかつ忙しい。だか
ら、担当レベルで済む雑用で煩わせてはいけない』と
なっていた。


だから営業の手順としては、こちらの用向きを相手会
社の担当に伝え、その担当が、上司決済が必要かどう
か判断した上で返事をくれる。


電話で済むなら電話口に出てもらえるし、会う必要が
あるなら、面談の約束がもらえる。


話す必要無しと判断されたら担当サイドで話は終わる。


私などは、相手会社の役員と話ができる時は、相手の
貴重な時間をムダにしないように、何か土産話やネタ
(もちろん自分の商売以外で、相手が興味を持ってく
れそうな分野)を用意するから大変だ。


しかし、最近の若年者は、何の根回しもアポも無く、
相手会社の役員と直接話せるだけの『力量』(情報や
知識)があるらしい。




すばらしいことだ。




どんなトークか一度聞きたい。




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