土曜日、大阪のまち歩きに参加しました。
昭和１９年に完成した『安治川・川底トンネル』は、今でも脈々と
いろんな『大阪の良さ』が残っていました。
エレベータで川底まで降りるのですが（５８人乗りの巨大エレベータ）、
係のおじさんに『ありがとう』の挨拶を欠かさない、左側通行を守ってい
る、ゴミが一つも落ちていない・・・。
すばらしい！
この川底トンネル、元は『軍用』に建設されたもの。
トンネルの入り口に続く道は一本道で玉造方面までつながっています。
アジア最大と言われた陸軍の軍需工場からこのトンネルをくぐり、
安治川の先にある軍港から、アジア各地の戦地に向けて兵器が輸送される
予定でした。
その役目を担う前に終戦を迎え、戦後も市民の大切な道として生きています。
あと、おもしろかったのが、老若男女合わせて総勢３３名が川口外国人居留地跡や、松島新地をぞろぞろ歩いたこと。
松島新地では近所の兄さんが、店のおばちゃんに『あの集団なんや？』と聞いていたのが笑えました。
ま、ありのままの大阪を見るというのは大切ですな。
キタやミナミの一部分だけで大阪を語っちゃいけない。そう思います。
はい。
