●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

メールチラシが来る店は客足が遠のく?

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◆大衆商売とは?
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メールチラシがよく来ます。

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こんにちは!○○○です。
今月は休まず営業します。
梅雨に入って、うっとうしい天気が嫌ですネ★


そこで、メール会員の方に限り♪(もちろんお連れさまも)


雨が降ってる時に御来店頂いた方に!
最初のドリンク!生ビール・酎ハイ・ジュースのいずれかを
一杯サービスします!(お一人あたり1,500円以上、御飲
食された方に限ります)


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ま、一例なんですが何か感じられますか?


見てのとおり『飲食店の集客メール』なんですね。
いちいちケチをつけるつもりじゃないんですが、流行ってい
ないのかなぁ・・・と思ってしまいます。


一般消費者を相手にしているはずの飲食店が『ナントカにこ
だわった!!』とか言っていますよね。それも開店初日から
こだわっている。


その辺に『流行る』『流行らない』がでてくるんだろうな、
と思うんですよね。


先日も『おっちゃんのパラダイス』と呼んでいる『立ち呑み
屋さん』のご主人と『こだわり』について話しました。


◆ご主人いはく……………………………………………………


装置産業になってしまった飲食業自体が場末の業種なんです。
そんなところで『こだわり』をいれても、一般消費者は受け
入れてくれません。


商売というものは、地域柄や客層によっても変わります。さ
らに『価格の相場』というものがあります。


仕入れが高かったり、手間がかかりすぎていることを忘れて
勝手な思い込みで『こだわり』で片付けている若い人のお店
が多いですね。


お客さんからお金をいただく以上、価値のあるものを提供し
ないといけません。こだわる前に、商売を切磋琢磨して、そ
の延長で方向性が見えてくるでしょう。そこではじめて自分
の『譲れない部分』というのを出していくんです。


私の店は、いろんな方が来られます。本当にいい店だと、お
客さんにどんどん紹介するんですよ。飲食店とは基本的に大
衆商売。そういうことだと思いますね。


とのことでした。


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メールが来る店は、だんだんと客足が遠のく・・・現象的に
そう見ていました。逆に、きちんと商売されているお店なら
ば、メールをやっているような時間もないしその必要もない
のか・・・?


一概に言えませんが、メールチラシを考える前に、大衆商売
とは何か・・・?を考えるのが先決ですね。


でも『大衆商売』を極めている店が『今日はいいマグロが入
りました』とメールで知らせてくれたら、すごいことになる
でしょうね。


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