●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

太陽活動

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◆自然の偉大さ
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新潟と福井ではとんでもない豪雨が発生し、大災害になりま
した。被災地の方々にはお見舞い申し上げます。


さて、以前『太陽黒点』のお話しを書きました。太陽にもい
ろんな活動状態がありまして、黒点数が少なくても太陽自体
が『陽性』の活動をするときもあれば、黒点数が多くても
『陰性』の活動状態の時もあるんですね。


陽性・陰性は、おおよそ50年ごとに入れ代わると言われて
います。その証拠に、今年北海道で50年ぶりにニシンが豊
漁だったとか。あるいは、紀伊半島沖に『冷水塊』ができて
黒潮が南に大蛇行するとか、近年まれに見るような異変があ
ちこちで起きています。


・陽性期:温暖湿潤期になるといわれています
・陰性期:寒冷乾燥期になるといわれています


今年は大平洋高気圧の勢力が強く、近畿地方の梅雨はほとん
ど『から梅雨』に終わりました。


その分、梅雨前線が本州の中ほどに押し上げられ、真冬のど
か雪のごとく信越方面に大雨を降らせました。(大雪と同様
の気圧配置だった)


今は若干、景気が持ち直しているように伝えられていますが、
本当にそうなんでしょうかねぇ・・・。


日本は土建屋国家と言われてきました。スクラップ&ビルド
で経済は回ってきたのですが、落ち込む税収で公共工事はほ
とんどなくなり(本当はいろいろあるんですがねぇ)、新築
ハコモノは『都市部の高層マンション』くらいになってし
まいました。


住宅が動いているうちはいいのですが、(今、少しバブルで
しょ?)そろそろ減速体制に入ってきましたよね。それが、
何かの拍子で完全に止まると『バブル崩壊』なんです。


今年、日本の米どころの新潟が豪雨でやられました。稲作に
どれくらいの影響があるのかわかりませんが、すでに一部で
は『今秋の新米価格が高騰するのでは・・・』という懸念が
出ています。(また、タイ米君が復活するのかなぁ・・・)


何か自然の動きがあると、必ず連鎖するのが経済です。今は
暑さで気がつかないだけかもしれません。今年の秋の経済の
動きに注視したいところですね。



●景気の諸循環と太陽・気象周期との関係……………………



1)設備投資循環…………………………………………11年
  ・太陽黒点数増減の基準周期
   ジュグラーサイクル


2)在庫投資循環………………………………………3〜4年
  ・地軸の振れの周期
   キチンサイクル


3)建設投資循環…………………………………………22年
  ・太陽黒点数増減の2周期分
   グズネッツサイクル


4)技術革新循環…………………………………………55年
  ・太陽黒点数増減の5周期分
   コンドラチェフサイクル


5)世界覇権循環………………………………………110年
  ・太陽黒点数増減の10周期分
   ヘゲモニーサイクル


太陽活動は11年周期で循環し、さらに大きく50〜60年
ごとに『陽性』『陰性』をくり返す。陽性期に入ると地球は
温暖湿潤期に入り、陰性期に入ると寒冷乾燥期に入る。


太陽から届くエネルギーの増減が気象に影響を及ぼし、第1
次産業に影響が出る。さらに、全産業に連鎖していく仕組み。


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