●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

★ラジオ局以外にも応用できる『組織づくり』

jf3tbm2004-08-17

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◆ラジオ局はカード事業より『絆づくり』が大切だ。
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私のブログを見て、カード会社が『一緒に組みません
か』と営業にきました。(『ま、そのうちに・・・』
と回答・・・)


私は、サラリーマン時代から銀行系カード会社とおつ
き合いがあるので、カード事業の実態は大体知ってい
ます。(新規の提携カードの立ち上げに参画していま
すから・・・)
http://www.dccard.co.jp/index.shtml



基本的に、ラジオ局がカード事業をやるのは悪いこと
ではありません。しかし、その前に『組織作り』があ
ると思います。


大切なのは『その局がどれくらい支持されているか』
ということです。


電監(総合通信局)が言うからと『形式的』に『番組
審議委員会』を開いて『やったつもり』になっていま
せんか?(番審委員は、放送を殆ど聞いていない場合
が多々見受けられる!)


熱心なリスナーで前向きな建設的な意見を出してくれ
る人を25〜30人選び、その方々を『モニター』と
して局と『委嘱関係』を結びます。


もちろん、人をタダで動かすわけにはいきませんから
『謝礼』を用意します。年間3千円〜5千円くらいで
モニターを委託するんですね。(10万円〜15万円
でリサーチできるなんて安いもんでしょ)


モニターの方々には定期的に『レポート』を出してい
ただいたり、4半期に一度は『モニター会議』などの
会合を開き、番組改善や受信改善についての意見を求
めるんです。


そこから『リスナークラブ』を『別組織』で発足させ
て『会員証』を発行するんですね。このクラブには、
局が直接関わらずに『リスナーの自然発生的雰囲気』
に仕向けるのです。でも、リスナーと局は密接なつな
がりがあり、定期的に『交流会』などの『イベント』
を開催しましょう。そこには局アナが同行します。も
ちろん収録取材や、生番組で現場中継をしてもおもし
ろいでしょう。(注意すべき点は、交流会などのイベ
ントは『アルコール抜き』にすること。お酒が入ると
トラブルの元ですから)


要するに『局とリスナーの絆づくり』が先行しなけれ
ばなりません。


カード事業や、ポイントバックは『普段、いろいろと
局を支持していただいている会員さんへの福利厚生』
でなければなりません。


今どき、クレジットカードもポイントカードもみんな
持っています。そんなことよりも『絆づくり』です。


だいたい、エリア内の小さなお店が、カード会社が提
供する『顧客の消費データ』を見たって『誰が分析す
るの?』ってのが実情なのです。さらに、クレジット
機能付きになれば『否認』の問題もありますしね。


まずは『リスナー(顧客)本位』で考えることです。
リスナーはラジオ局と『一体である』ことに喜びを感
じるものなのです。だから、会員証は『紙ベース』で
十分だと思いますよ。
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谷口集客技術研究所・谷口肇司(Taniguchi-Tadashi)
jf3tbm@yahoo.co.jp
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