●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

★生涯スポーツ

jf3tbm2004-10-19

近くに神社はありますか?
今、その神社に子供達の遊ぶ声が聞こえますか?



幼少の頃、遊び場といえばたいていは神社の境内でした。



今と昔では遊び方も随分変化して、誰も神社で遊ばなくなっ
ています。企業が考えたゲームやコンピュータ、電話器が今
の子供のおもちゃなんですねぇ・・・。(ため息・・・)


いや、まてよ、子供よりも大人の方がそんなおもちゃで遊ん
でいるなぁ。おいおい、そんなんでええんかよ?(そんなの
でいいのかよ?)


先日、スポーツで大阪を元気にしよう!という方のセミナー
を聞きに行きました。ちょっと、スポーツに対する見識が変
わりました。(▼その方のサイトです)
http://www.needs-souzou.com/


今まで、スポーツと言えば競技系ばかり思い浮かんでいまし
たが、現在の日本の状況を考えれば『生涯スポーツ』が広ま
るといいんですね。


身体を動かすとやっぱり体調がいい。
これって、医療費の削減につながるし、ひいては今問題にな
っている健康保険や年金のプール金も少しは緩和される。


なんでか、というと、身体を動かす人は基本的に元気でしょ。
スポーツの延長で軽作業なんてのもできるわけ。受給額が少
なくなったとは言えど年金+軽作業の収入でそこそこいい暮
らしができるんです。


『どんな仕事があるのよ』という声が聞こえてきそうですが、
日本にはたくさんの伝統産業があります。あるいは、量産は
大手メーカーに任せても、品質のいい少量生産の品の需要も
たくさんあるわけです。


例えば酒蔵やしょうゆ蔵など。生産量は限られているけれど
オートメーションじゃないから、瓶詰めやラベル貼りなど、
元気シルバーならではの仕事もあるんですねぇ。


それだけではありません。どこの町にも『歴史郷土家』がい
て誰も気がつかないような道ばたの置き石の歴史なんかを知
っている人がいます。


そういうことを、みんなが元気なうちに伝承していくことも
大切だと思います。できれば、若い人の中から『語り部』を
発掘しておくのもいいですね。それが『まち歩き』なんてい
うイベントになり、恒常化して『観光事業』に発展すれば、
助成金なんて受けなくても、いつまでも仕事ができるんです。


そういえば、観光立国なんて話しが出ていましたね。
日本は人口が減少しているから、どんどん外国からお客さん
を招かないといけない。そこで、日本が気に入れば、移住し
てもらう・・・なんてのも政策であったはず。


まずは、今までしゃかりきに働いてきた日本人の中に忘れら
れている『アイデンティティ』のようなもの(そんなに難し
くなくてよいんだ)をちゃんと思い出す。(知らない人には
知ってもらう)

そのためにも神社に集まり(別に神社でなくてもいいけど)、
そこで大人の遠足が繰り広げられたり、蹴鞠や羽根つきなん
ていう日本の『遊びの文化』が伝承されていく・・・。



必要な時期だと思います。



そんな『生涯スポーツ』のコミュニティ醸成には、私は神社
がピッタリだと思うんですがねぇ・・・。




神社で大人が遊ぶ声が聞こえてもいいんじゃないかな・・・。




【写真は、ツアー会社が募集した「大人の遠足」です。大阪府守口市内にて】