●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

◆4大媒体の年間広告費

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2)4大媒体の年間広告費
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4大媒体における平成15年度年間広告費の合計は、
約3兆6千億円です。この数字を『参考』に覚えてお
いてくださいね。(広告業界全体の市場規模は5兆7
千億円)


1位:テレビ…約2兆円 (55.5%)
2位:新聞……約1兆円 (27.8%)
3位:雑誌……約4千億円(11.1%)
4位:ラジオ…約2千億円( 5.6%)
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   ★合計…約3兆6千億円(100.0%)


                   【つづく】



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◆コミFはどこのシェアを取るべきか?
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広告市場全体では5兆7千億円。
4大媒体の市場は3兆6千億円。(市場の63%)
  じゃあ残りの2兆1千億円は・・・?


たぶん、残りの2兆1千億円は、折込だとかタウン紙
だとかの広告出稿だと思いますねぇ。


コミF全局で170局なので、各局の年間売上平均が
1億円くらいになれば、4大媒体のラジオに対する広
告出稿が10%近くに跳ね上がり、既存の県域ラジオ
放送局にとっても『脅威』になります。


そんなこと今のコミFにできるわけないじゃん、とい
う声が聞こえてきそうですが・・・。ま、そんなこと
は私もわかっています(笑)


じゃあ、そういうマイナス志向の人に聞くが『できな
いからって放置してもいいのか?』。


あのねぇ、電波ってのは放送局が買ったわけでもなく
もともとは国民の財産を『免許』って形で使わせても
らっているだけなんですよ。だから社会的にも信用さ
れて、経営もしっかり成り立って、発信される電波の
中身も信用される・・・そういう仕事をする人たちに
免許されるんです。(車の2種免許だって同じじゃん)




だから言うんですよ、私ゃ。




経営が苦しいのは、営業努力も足りないし勉強不足も
多分にある。ラジオ会社は広告会社。そういう認識が
とても不足しているんです。


ラジオ局とて『広告会社』。だから、しっかり広告の
ことを勉強して、広告市場のシェアを取ってください。
また『今まで広告なんかしたことない』という企業や
お店の広告を発掘できたら、それは『新しい広告市場
の開拓』なんです。ある意味では、今の冷え込んだ広
告業界のテコ入れになるかもしれません。後ろ向きに
考えず(気合いだけでもだめですが)にやりませんか。



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◆たかが10W、されど10W・・・
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10W免許の局は、上限いっぱいの20Wに増力した
いそうです。


でもね、10Wが20Wになったからって、電波が倍
の範囲に飛ぶわけではありません。


近畿エリアのテレビ塔が林立する生駒山から送信した
場合、そのエリア内の世帯数は・・・。


1)  10W…………280万世帯
2) 100W…………540万世帯
3)3000W…………570万世帯


10倍の強さの電波を出して、やっと2倍のエリアに
拡大されるだけ。300倍になったって、10倍のと
きとそう大差がないんです。


逆に言えば、10Wだって大阪平野とその周辺はバッ
チリカバーするんです。だから、10Wだってしっか
り商売をしようとしたら『できるんです』。10Wが
20Wになったところで、信号強度は3dBしか上が
らない。Sメーターの針は少し振れるだけです。


だから10W局が20Wにあこがれたりするのはあん
まり意味がないんですなぁ。


結局は『10Wなんか・・・』とばかにしている広告
代理店と、広告代理店を受け入れないコミFの両者が
現状のコミFの現状をこしらえたんだと思いますわ。


えっ? なんかむかつく? 
じゃあ、勉強しましょう♪


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谷口集客技術研究所・谷口肇司(Taniguchi-Tadashi)
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