【写真:感性とは何だろう。感性はデザインセンスやレイアウト能力、美的感覚とは違う。感性とは『モノ・コト』(略して物事)を見る力のこと。だから、感性がなければ商売人・ビジネスマンとしては失格といっていい。いつも感性を磨く努力をしよう。これからだってまだまだ間に合う。感性を磨くのはとてもカンタン!】
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◆学生や子供の意見からビジネスにつながるか……?
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よくワークショップなどで
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┃・学生の自由な発想をもらうと新鮮でいい
┃・子供の斬新な発想が役に立つ
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というようなことがよく言われますが、
本当にそうなのでしょうか?
学生や子供の意見を聞いてあげる場には意味がありま
すが、ビジネスの上でのアイディアとして使えること
は、ほとんどありません。
同じようなことを、トップクリエイターの尾坂昇治氏
が著書『感性の扉をひらく秘密の法則』でも仰ってい
ます。【写真。PHPより出版】
本当に使えるアイディアというのは、ある一定の条件
の枠の中に入れながら、これまでの概念をくつがえす
ようなものです。
ところが、学生さんや子供たちにはこういう感覚は、
社会に出ていないから、まだまだ未開発。
開発費や販売価格を『相場に合わせて考える』という
ビジネスの上ではあたりまえのことができないから、
どうしてもギャップが出てきます。
限られた予算の中で作ろうとするから『工夫』が出る
し、販売価格を押さえようとするから画期的なアイデ
ィアが必要なのです。
突拍子もないアイディアは、案外ビジネスの上では役
に立たないものなんですね。これは、すでに社会人に
なって久しい人が『ニュービジネス』を展開するとき
にもあてはまる。(私にも言えるなぁ、あはは)
アンケートなどからも商品開発につながるようなもの
は『1万件の1つ』くらいのもの。覚えておいていた
だきたいことです。
『意見を聞いてあげる場自体に意味がある』のです。
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谷口集客技術研究所・谷口肇司(Taniguchi-Tadashi)
jf3tbm@yahoo.co.jp
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