失業率が高く、転職や再就職も難しくなっています。自分から転職を望んで会社を辞める人は、すでに次の仕事へと気持ちが切り替わっているだろうから、職場探しも楽かもしれません。でも『自分はこの分野が好き』と思っていても、いざその世界に入れば『枠』というのがあって、その枠内でいかに短期で結果を見せるかがプロの世界なんですね。今、あなたがやっている仕事が本当に好きなのか、あるいは足を踏み入れようとしている世界が好きなのか、あるいは通用するか・・・、これを自己診断で客観的に見極める方法をご紹介しましょう。
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◆仕事探しの参考になれば幸いです。
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まだ働き続ける気持ちでいたが、リストラや倒産で突
然辞めなければならなくなった人や、定年になったが、
元気なうちは働きたいと願う人たちは、なかなか再就
職できないのが現状です。
前職の経験を引きずる傾向が強いんですよね。
未経験の仕事に対する不安から、どうしても現職と同
じ分野を探してしまいます。再就職は、そうでなくて
も狭き門ですよね。なのに、自ら職種を限定して、ま
すます間口を狭くしているんじゃないでしょうか。
未経験でも、順応できる仕事はあるんです。
それをどうやって見つけるか…その基準を紹介します。
１）まず白い紙を用意する。
２）紙を上下にニ分する横線を引く。
３）この線の左端をあなたの社会人デビュー１年目と
して、右端の現在まで年表を作る。
記憶にあるエピソードは、全て書くんです。
楽しかったことも、つらかったことも全て書く。
例えば、入社・配属・昇進・転属・社内プロジェクト
など。転職経験があるならそれも書く。仕事だけでな
く、プライベートのサークルや自治会なども、参加経
験があるなら書く。
書いて書いて書きまくるんです
次に、その出来事があった時、あなたの気持ちがハッ
ピーだったら、横線より上、ブルーだったら下という
ぐあいにして、グラフ線をひいていきます。
やっぱり可視化するのが一番だ
これで、現在までのあなたの感情の起伏が一目でわか
るグラフが完成します。
私なんか一発でわかるグラフでした・・・
次に上下に起伏したその感情の原因分析を書きます。
例えば、昇進して嬉しかった理由は『取得した資格を
評価してもらえたから』とか『自分の企画を採用して
もらえたから』とか『取引先の開拓ができたから』な
ど、とにかく書いてください。これにより、あなたの
『持続力』や『企画力』『協調性』『交渉力』『表現
力』などとの素質が優れているか客観的に判断できる
んですよ。
これが自己分析というもんなんです
さらに、ブルーな気分になった出来ごとから、あなた
の弱い面も判断できますよね。内勤経験しか無い人で
も、交渉力や表現力があれば、営業職に順応できます。
人を束ねることが上手だったり、困難な局面でも機転
が利いたりと、それぞれの素質が見えたら、素質を活
かした職種も選択肢に入れた広い間口で仕事探しがで
きるんじゃないでしょうか。
働き甲斐のある仕事が見つかりますように。
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ＴＢＭ総合研究所・谷口肇司（Taniguchi-Tadashi）
jf3tbm@yahoo.co.jp
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