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道楽、世間批評、いろいろと・・・。

★これから大きく発展する『ベトナム』を考察する

jf3tbm2005-05-16

【写真:ベトナムで第ニの人生を過ごす京都市バス


ビジネスマンで海外に目を向けている方々とお話をしますと『中国』や『インド』のお話がでてきます。確かに、人口が多くてこの国々でビジネスが当たると巨額の富が得られるかも知れません。しかし報道で伝えられた中国の『反日デモ』などを見る限り『本当にこの国と付き合ってよいのか・・・?』と、少し斜に構えて見てしまうのは私だけではないはず。私は、今は『世界の極貧国』とされる時期から目を向け、その国の発展に力を注いだ人が最後には『笑って暮らせる』と考えています。今、私が注目しているのは『ベトナム』と『モンゴル』。特にベトナムでは『エースコック』が現地向けの商品を開発し、大ブレイクしているとか。あるいは、大阪のあるアウトドア用品メーカーも早くからベトナムに製造工場を作り日本向けに商品を供給しており、品質も国産とは遜色ありません。ある人によれば『ベトナム人と日本人は何となく気質が似ているよ』とのことでした。これからしばらくの間、私の目は『ベトナム』に向きそうで、独自のルートを使って折にふれてベトナムの現状をレポートしたいと考えています。


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ベトナムが熱い♪
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ベトナムは今年、ベトナム戦争終結から30年を迎
えました。共産党一党独裁の国として1986年から
市場経済化、対外開放化などを大胆におし進める『ド
イモイ(刷新)』政策を始めてから約20年が経過し
ました。




その改革の歩みはどうなのでしょうね。




首都ハノイ市やホ−チミン市(旧サイゴン)は道幅い
っぱいにあふれんばかりの日本製のバイクの大洪水だ
そうです。人々が足代わりに乗っており、中には『家
族4人!』が乗ったバイクなどが、クラクションを鳴
らしながら縦横無尽に走り回って、街中は驚くほどの
喧騒で活況を呈しているとのことです。




途上国によく見られる光景だ




さらに興味深いのは、廃車になった京都市バスがベト
ナムに贈られ、住民の大切な足となって今も元気よく
働いているということ。それも、京都で走っていたこ
ろのまま走っているから驚きです。




京都駅行きのバスがベトナムを走っている♪




露天商や一般商店にもモノが溢れ、市場経済化に向け
て大きく踏み出した様子が見て取れます。特に、旧南
ベトナムの首都サイゴンであったホ−チミン市の中心
部では高層ビルやアパ−トが立ち並び、一部はバブル
の崩壊で建設途中で廃屋化したものもありますが、社
会主義国とは思えない賑わいを見せています。





現在のベトナムは日本の40年前!




現地の日本人商社マンは評したが、確かに敗戦から、
復興途上にある昭和30年代の日本の風景がダブって
見えてきます。




これから、高度経済成長期に入るのだろう




経済状態はドイモイ政策以後、GDP(国内総生産
は伸びているものの、国民1人当たりでは450ドル
ASEAN東南アジア諸国連合)では最下位であ
り、新聞の普及率も人口千人当たり4人という『世界
の最貧国ランク』に位置しています。





でも市場経済へ移行中で町は大きく変容しています♪




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谷口集客技術研究所・谷口肇司(Taniguchi-Tadashi)
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