●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

★100%ヒット商品開発は可能です♪

jf3tbm2005-06-10

【写真:6月8日(水)、私が関係している異業種交流会(第20回・いこう会) で、(有)ニーズ創造研究所植田真司さんに講演していただきました】


100%ヒットする商品開発は可能だ、とニーズ創造研究所の植田さんは話されます。私も同じ考えです。『なんでそんなことが言えるのだ』という声が聞こえそうですが『売れない商品を作らなかったらいい』逆にいえば『売れる商品だけを作ればいい』ということなんですね。売れる商品とは『売れる仕組みに乗ったモノ』なんです。ところが世の中の商品開発を見ていると、売れる仕組みづくりの順番が逆だったり、予算配分が適性じゃなかったりするんです。植田さんのお話を聞いて、私なりに思っていることを付加してまとめてみました。


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◆売るための仕組みづくりとは・・・・・・・・・?
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モノが売れていく仕組みづくりって考えたことありま
すか?。ここ何年『モノが売れない』って嘆きのお話
をよく聞きます。じゃあ、なぜ売れないんでしょう?。




モノが多すぎて余っているから・・・?




確かにモノが溢れています。さらにモノが少なかった
ころと同じ売り方をしていたら、そりゃ売れませんね。
売価に対して適正な予算配分ってご存じでしょうか?




1)製造原価……………………25%
2)人件費や経費………………25%
3)広告宣伝費…………………25%
4)利益…………………………25%




ところが『もったいないから』というわけのわからな
い理由で、99%の企業は広告宣伝費を計上していな
いんです。それで売れれば見てみたいものですね。




ところで『チリコウの法則』って知っていますか?




チリコウといっても『ちり紙交換』ではありません。
この法則はマーケティングの分野では広く知られ、知
・理・好の法則とは私がネーミングしました♪




1)知る:認知される……………目立つか?
    ↓
2)理解:わかってもらえる……ちゃんと伝わるか?
    ↓
3)好感:好き嫌い………………好きなものが売れる




おもしろい失敗事例をご紹介しましょう。ある自治
が何千万円もかけたイベントを企画しました。なのに
『予算がないから広告宣伝はやらない』というんです。




おかしいと思いませんか?




莫大なお金を使ってイベントをやるのに、広告宣伝を
やらないというのです。『じゃあ、どうやって集客す
るのよ?』と聞きたくなりますよね。告知もやらない
から身内しか来ない。当然、イベントの収益は赤字、
フタを開けたら関係者だけで盛り上がって終わり。




これが、一般企業にも当てはまる




だいたいの中小企業が、戦略を立てずに商品開発をす
るから、売れると思ってモノを作っても、計画どおり
に売れないから、私たちのところに相談に来ます。で
も話をきくと、ストックがたくさんあったり、金型が
できていたり、広告宣伝の予算もなく『もうどうにも
ならない状況』になっているケースが多いんですね。




商品計画の順番が全く逆なんです




1)世の中のどんなことに役立つの?(コンセプトは?)
    ↓
2)それを誰に提供するの?(ターゲットは?)
    ↓
3)なにで喜んでもらえるの?(品物?サービス?)




そう、具体的な商品は『一番あと』にしないといけな
いのです。世の中の大半の商品は『モノが先行』して
います。簡単に言うと『売り手の勝手な都合でモノが
作られている』んですね。進め方が全く逆だから販売
戦略が立てられず『苦戦』を強いられるということ。




戦術(武器・兵器)の失敗は戦略でカバーできるが、
戦略の失敗は戦術(武器・兵器)ではカバーできない




世の中で売れなくて困っている品物も、その多くは品
質もよいのですが、売れる仕組みづくりの順番の逆を
やるから売れなくて困るということなんですねぇ。




モノを作る前にご相談いただければ幸いですm(_・_)m





▲モノには順序がある・・・あたりまえのことですが、それをわかっていない企業が多いと、熱弁をふるうニーズ創造研究所の植田さん。
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谷口集客技術研究所・谷口肇司(Taniguchi-Tadashi)
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