【写真:私は自然界の流れには逆らわない方がいいとあちこちで言うのですが<大阪市内の事務所にて筆者近影>】
気象で景気を読む・・・なんだか『先物取引屋のオッサン』みたいですが(笑)、あながち『間違いとはいえない』のですね。鳥や獣、虫などは『半年先くらいの天候を予測して巣作りをする』ともいいます。『今なら金利が安い』というわけのわからない理由で巣作り(住宅購入)をするのは人間くらいのものです。動物たちは『本能』で子孫を自然災害から守るために、長期の天候を予測して対策を講じているのです。生活と生命がかかっているから、他人任せにはできない・・・自分で天気を予測するんです。企業でも同じことが言えるはずです。特に季節商品を扱う業種は、確実に気象の影響を受けますね。事業の運命や従業員の生活を考えると、他人任せに気象を考えることは危険なんですね。動植物ですら本能で生活防衛を講じるのだから、私たち人間は『自分で判断できるくらいの努力は必要だ』と思うのですが・・・。
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◆エルニーニョ現象とラニャーニャ現象がおこるわけ
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昨日のおさらいから。まず経済の周期をば。
1)設備投資循環…………………………………11年
2)在庫投資循環………………………………3〜4年
3)建設投資循環…………………………………22年
4)技術革新循環…………………………………55年
5)世界覇権循環………………………………110年
在庫投資循環は『地軸の首振り』が原因と書きました。
私も見たわけではありませんが、回転するコマを見れ
ば簡単ですが、回転する物体は『軸』を中心に絶えず
ぶれていますでしょ。地球の場合は『首ふり運動』に
至って気象の変化を誘引します。
この『地球の首振り運動』は6年周期です。
●前半3年…………………………………………………
・地軸が西半球に傾きます
・北極の寒気が西半球に流れ込み
・欧米を冷やします
・赤道付近の暖気が東半球を北上し
・日本や中国がある東半球を暖めます
●後半3年…………………………………………………
・地軸が東半球に傾きます
・北極の寒気が東半球に流れ込み
・東半球の極東地方を冷やします
・赤道付近の暖気が西半球を北上し
・欧米を暖めます
1)地軸の首振り運動で
↓
2)半球に届く太陽エネルギー量が変化する
↓
3)北極の寒気の流れが変化し、気象に影響が出る
↓
4)農林水産業に影響が出る
↓
5)連鎖的に市場経済に影響が出る
それだけの話しなんですよ、本当は。
※全てが一度に影響が出るのではなく、一次産業から
じわじわと連鎖的に動きます。その動きは、まるで
『ドミノ倒し』のようです。ちなみに、紛争レベル
の小さいものを含め、戦争は概ね『6年周期』で起
きているのが興味深いですね。
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谷口集客技術研究所・谷口肇司(Taniguchi-Tadashi)
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