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★緊急提言! 借金地獄からの脱出法<その1>

jf3tbm2005-06-25

【写真:事業再生コンサルタントの今井啓文さん。コミュニティFMにも出演し借金問題解決を訴えている】


企業や個人の方で、いろんな理由から借金を重ね、気がつけば膨大な借金地獄に陥ってしまい今もそこから抜けだせない・・・。内容が内容なだけになかなか人にも相談できずどこへ相談したらよいのかもわからない・・・。『いい方法があれば再生したいんだ』と願う方々にいち早く正しい方法で再始動していただくためのアドバイスを取材してきました。今日からシリーズで毎週土曜日に連続掲載しますので、手後れになる前に、ぜひお読みください。今回の取材にご協力いただいたのは、現在『事業再生の実務家』としてご活躍中の『有限会社今商 代表取締役 今井啓文(いまい・ひろふみ)さん』です。今井さんは、事業再生研究会の会員で事業再生のアドバイザーでもあり、国土交通大臣認定の不動産コンサルティング能登録者でもあります。


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◆ズバリ対談!。借金地獄でも事業は再生できる!
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谷口:こんにちは、よろしくお願いします。
今井:こちらこそ、よろしくお願いします。


谷口:早速なんですが、とても興味深い内容ですよね。
   借金地獄の実態って、具体的にはどんな状況な
   んでしょうか?


今井:借金地獄とひとことで申しましても多種多様で
   すね。工場や機械、例えば重機や車両などの設
   備投資を行った結果の債務や、取引先の倒産な
   どで被る『貸し倒れ』、それを補填する意味で
   金融機関から借入れした『債務』、バブル期な
   どに土地や株式などに過剰投資してしまい、こ
   ういったものが積もり積もった結果『借入金』
   から借金地獄に陥るケースが多いですね。そこ
   から抜けだせない企業や個人の方が今もたくさ
   んおられるのが実情です。



▲借金問題の実情について具体例を語る今井さん




谷口:なるほど、私の周りにも数社の企業が、まさに
   そんな状況にありますわ。借金地獄というほど
   ではないと思うんですが、表面的にはあまりわ
   からないのですが、悩んでおられることかと。


今井:そんな方々には、いち早く『正しい方法』でリ・
   スタート(再始動)していただきたいですね。


谷口:具体的にはどんな脱出方法があるんでしょう?


今井:会社の場合ですと、色々と条件をクリアせねば
   なりませんが会社分割とかの方策がありますね。


谷口:会社分割ですか、もう少し詳しくお願いします。


今井:専門的には『新設物的割引』という方法なんで
   すが、今ある会社から、新しく作った会社に分
   割する場合、できたてのホヤホヤの新会社には
   当たり前ですが借金や不良債権は存在しません
   でしょ。


谷口:そらそうですわね、できたてでいきなり不良債
   権なんてある方がおかしい。


今井:でしょ。だから低コストで、なおかつ金融機関
   の支援を受けられる可能性が大変高いんです。
   さらに債務者側がある程度主導権を持って元々
   の会社の債務圧縮を進めていけるんですね。





▲今井さんのお話に引き込まれる筆者




谷口:なるほど、そんな方法があるんですね。


今井:そう。と申しますのも、新聞なんかで報道され
   ている『会社更正法』や『民事再生法』の適用
   を受けるという『借金免除型の再建方法』は、
   現実には非常に難しいもので、メチャメチャ良
   いスポンサーが付いてくれて『信用+ノウハウ
   +お金が付いて回る場合』しか使えないと思い
   ます。最近の事例では、ダイエーカネボウ
   んかの有名な大企業だけに適用される方法とお
   考えいただいてもいいでしょうね。


谷口:私ら、会社更正法や民事再生法なんてのは、中
   小企業でも場合によれば受けられると思ってい
   ました。新聞報道ってのは、やっぱり大手企業
   の情報に偏っているんですね。


今井:そういうことかも知れませんね。


谷口:先ほど『会社分割』のお話が出ましたが、他に
   もいろんな方法があるんでしょうね。


今井:そうなんですよ。ひとつ申し上げておきたいの
   は、簡単に1つのパターンですべてが解決でき
   るようなもんじゃないということなんです。
   10人10色というように、借金をされる方に
   もいろんな事情が複雑に絡み合っています。
   単にお金の問題だけではなくて、連帯保証人の
   問題や、大企業や官公庁に出入りして取引を行
   う『口座』の問題が絡んでいたり、免許・資格
   が絡んでいたり・・・、それぞれに複雑な事情
   がおありなんですねぇ。


谷口:ということは『これ1つで何でも解決♪』なん
   て簡単な万能薬なんてないってことなんですね。


今井:はい。先日もある会社の借金を何年で返済でき
   るか、その会社の収益力を元に返済計画を出し
   たら、ずぅ〜〜〜っと順調に商売が続くと考え
   て単純に計算したら81年かかるって出ました。


谷口:まずありえない話しですね。普通の会社の寿命
   が30年と言われていますから(笑)。





▲81年もの歳月かけて返済するなんて非現実的でしょ?と今井さん




今井:これこそが『過剰債務』ですわ。


谷口:ホンマですね。こんな借金はまともに払えませ
   んね。


今井:だから『このまま行けば破綻ですよ』と言わざ
   るを得なくなる。だったら、今、有効な正しい
   手を打つべきでしょう。




この記事をお読みの方の中にも、いろんな事情で再生
計画の踏ん切りがなかなかつかない・・・そんな方が
おられるかも知れません。これから、シリーズ化して
毎週土曜日に、連続対談を掲載していきます。




過剰な借金問題解決への近道につながれば・・・。




谷口:今井さん、今日は興味深いお話をありがとうご
   ざいました。


今井:こちらこそ、ありがとうございました。



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