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★緊急提言!借金地獄からの脱出法 〜その3〜

jf3tbm2005-07-09

【写真:アドバイザーの今井さんは、奈良・王寺町のFMハイホー(81.4MHz)でも放送を通じ『事業再生』について訴えています。(番組は7/1〜スタートしています)】


毎週土曜日には10回シリーズで『借金地獄からの脱出』をお伝えしています。その3回目は『事業再生コンサルタントのお仕事』について取材してきました。一般的な経営コンサルタントの業務とは全く違い、事業の存続自体が瀬戸際に立っている中でどうやって再生していくか・・・という、相当奥深くまで入って社長さんとともに解決の糸口を探すお仕事なんです。【取材協力:有限会社今商 代表取締役 今井啓文(いまい・ひろふみ)さん。事業再生の実務家で事業再生研究会会員。国土交通大臣認定の不動産コンサルティング能登録者】(取材:2005年7月6日)


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◆事業再生コンサルタントって?
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谷口:こんにちは。今日もよろしくお願いします。
今井:こんにちは。こちらこそよろしくお願いします。


谷口:唐突ですが、事業再生のコンサルタントのお仕
   事について具体的にお聞きしたいのですが。


今井:では、まず『事業再生研究会』についてお話し
   しましょう。会員数が約130名の全国組織の
   事業再生ネットワーク団体で、約100人は税
   理士・会計士で、他に弁護士・不動産鑑定士
   社労士・金融機関の方、そして私たちのような、
   実務的なコンサルタントが、案件ごとにチーム
   を組んでお互いの専門分野で個々の能力を発揮
   しています。


谷口:いわゆる『プロジェクトチーム』のようなイメ
   ージでしょうか。


今井:はい、わかりやすく言うとそうですね。


谷口:でも、実際にはものすごい世界なんじゃないで
   しょうか。



▲事業再生コンサルタントのお仕事について詳しくお話しいただいた。


今井:そうですね。私たちが行う事業再生のコンサル
   タントとは、通常の経営コンサルタントの方々
   が行う『事前企業診断』のようなものとは全く
   違います。コーポレートアイデンティティがど
   うのこうのとか、イメージカラーがどうのこう
   のとか・・・そんなことを言っていても、社長
   さんはもうお尻に火が付いているのに、そんな
   呑気なこと言っていられませんよね。


谷口:現実的に、会社の本来の収益面については社長
   さんご自身が一番よく知っておられますもんね。


今井:そう、長年の経験と勘とでね。社長さんが『本
   業が見えない』と仰るのであれば、それはもう
   私共のお手伝いできる仕事の範囲は狭く限られ
   ます。営業利益が出ているのでなければ、再生
   が『不可能』というよりは、やっても意味があ
   りません。その場合は、資産防衛という方法を
   取らざるを得ません。


谷口:なるほど。


今井:借入金に対して、もし返済をしなくてもいいな
   らば、事業がやっていけるかどうかを判断する
   ことが大切です。返済をしなくて良いとしても、
   事業そのものが成り立たないとすれば、その事
   業は即刻辞めて、会社を精算する事が賢いやり
   方なんですね。


谷口:でも、今は苦しいけど、そのうちに好転するっ
   て場合もありますよね?



▲町を行く人々。楽しそうな人もいれば憂鬱そうな人もいる。
 心情は聞いてみないとわからない。


今井:そうですね、営業利益が出ていない会社が何年
   も累積赤字を続けながら、頑張っているとした
   ら、社長個人や奥さんからの『持ち出し』をし
   ているか、または銀行からの借り入れか、サラ
   金や商工ローンからの借り入れで続けている場
   合が殆どでしょうね。


谷口:でもいつまでもそんなこと続かないですよね。


今井:はい。『持ち出し』が底をつき、借入れがスト
   ップしたら全て止まる、つまり破綻ですね。


谷口:破綻したらどうなるんでしょう?


今井:当然ながらそこまでいけば、自宅も会社も全て
   なくなります。そうなる前に少しでも多くの財
   産と事業を残せるように、最善を講じるのが、
   社長さんの責務ではないでしょうか?



▲まったく知らない分野の取材はとても勉強になります


谷口:社長業は責任が重いですね。


今井:誤解のないように、付け加えさせて頂きますと、
   私が申し上げたいのは社長個人のためだけに、
   私腹を肥やすためだけに、申し上げているので
   はありません。従業員の方々や、今まで長年お
   世話になってきた取引先や下請けさんに少しで
   も支払ったり、お返ししたりするべき手段を講
   じてくださいと申し上げたいのです。


谷口:事業は1人ではできませんものね。ところで、
   その事業再生ですが、成功する可能性や確率、
   見込みはどんなもんなんですか?


今井:私たちは、まず何より『自宅』を守ることに主
   眼を置いて行動していきますが、会社の土地建
   物については守る可能性を探りながらも、必ず
   しも会社の不動産が事業の再生に不可欠といえ
   ない場合は、思い切って処分し借金を減らして
   身軽にする場合もあります。私共の手法として
   は自宅は出来るだけ守る、死守する気持ちで手
   法を探ります。


谷口:自宅は心のよりどころですもんね。


今井:声高に申し上げたいことは『事業が行き詰まっ
   て、どんなに苦しい状況でも必ず解決方法は見
   つかります』ということです。


谷口:そのあたりは、また日を改めてゆっくりお願い
   します。ありがとうございました。


今井:こちらこそありがとうございました。





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