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★緊急提言!借金地獄からの脱出法 〜その9〜

jf3tbm2005-08-20

【写真:アドバイザーの今井さんは、奈良・王寺町のFMハイホー(81.4MHz)でも放送を通じ『事業再生』について訴えています。(番組は7/1〜スタートしています)】


毎週土曜日には10回シリーズで『借金地獄からの脱出』をお伝えしています。9回目は『先生方とよばれる方に相談したら・・・』を取材してきました。一般的に会社のお金のことは税理士さんや会計士さんに相談しますよね。また債務超過になってどうすべきか・・・という状況のときには弁護士さんに相談するケースが多いと思います。しかしその結果、本当は自己破産なんてする必要なんてなかったのに・・・というケースも多々あるのです。しがらみが絡んだ場合はもっとおかしな展開が待っています。専門的なことは専門家にお任せするのが一番の得策ではないか・・・と改めて感じました【取材協力:有限会社今商 代表取締役 今井啓文(いまい・ひろふみ)さん。事業再生の実務家で事業再生研究会会員。国土交通大臣認定の不動産コンサルティング能登録者】(取材:2005年8月18日)


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◆士業の先生方も事業再生に長けているとは限らない
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谷口:おはようございます。


今井:おはようございます。本日もよろしくお願いし
   ます。ところで『先生方とよばれる方に相談し
   たら』というテーマでお話させていただいても
   よろしいでしょうか・・・?


谷口:どうぞどうぞ。おもしろそうなテーマですね。


今井:はい、このテーマは中々厳しいテーマです。こ
   ういうことは申し上げにくいのですが、あえて
   申し上げます。


谷口:よろしくお願いします。


今井:弁護士、税理士と言う資格のある『さむらい業』
   の方々ですが、必ずしもこういった先生方が事
   業再生に長けているとは限りません。得意分野
   と、そうでない分野があるものです。もし万一
   経営者の方がご相談された先生が事業再生の実
   務に長けていない先生であれば、そういう方々
   のアドバイスだけを鵜呑みにしているだけでは、
   十分とはいえません。『弁護士さんに相談した
   ら、もう自己破産しかないといわれました』と
   か『顧問税理士に、債務圧縮なんて金融機関が
   OKするはずがない。せいぜいリスケ(リスケ
   というのは、リ・スケジュールといって、金利
   減免等の返済条件の変更のこと)つまり返済条
   件の変更の交渉が精一杯だ、と言われたんです
   が・・・』と、私共に来られた相談者の方は愚
   痴られます。私共はそういう方々に『それは仕
   方ないですよ。弁護士さんは法の正義が第一義
   ですし、法的処理をするのがお仕事です。税理
   士さんのお仕事は税務署の方針に従って正しい
   納税を導くことですよね。どちらも社会正義で
   はありますが、人生と事業の再生の為には理論
   を振り回しているだけでは事業再生、借金地獄
   からの脱出は出来ません。


谷口:何かわかりやすい例え話はないですか?


今井:はい、わかりました。じゃぁ、わかりやすい例
   を挙げてみましょう。事業再生を、健康を損な
   った身体と考え、再生を行う者をお医者さんに
   例えると、大学病院の研究病棟の様なデータ重
   視の、薬にのみ頼った、通り一遍の治療法に身
   を委せるのか、治療法は独特でもその方に合っ
   た適切な治療方法で有れば西洋医学のみに固執
   する治療ではなく、必要とあらば、漢方や気功
   をも柔軟に取り入れる事の出来る、完治重視の
   お医者さんに身を委ねるか、ということです。
   私共が申し上げたいのは、どちらが正しいとか
   良いとかではなくて、どの様な処置、処理を望
   まれるかです、債務者の方々が!


谷口:そうですよね、体調がすぐれずにある病院で診
   断してもらった結果が、思わしくない診断結果
   だったとしても『はい、困りましたね』では済
   ませませんよね。もう一度他の病院に確かめに
   相談に行きますよね、それも命に関わることで
   したらなおさらです。


今井:そうですよ、どちらのお医者さんも全然間違い
   ではなくて、手法・やり方が少し違うだけです。
   もう一つは、このケースが一番多いですが、ま
   ぁ私共は税理士ではないですから良いのですが、
   皆さん方の顧問税理士さんにご相談されますと、
   顧問税理士さんは自分の顧問先を取られるとの
   思いから、何が何でも妨害されることもありま
   す。これって顧問先の利益の為ではなく、自分
   の顧問先保持のみの行為と思いますよね。そん
   なに頑張られるなら、なぜ今まで顧問先を放置
   してきたのかってお聞きしたいぐらいです。


谷口:さむらい業の方も守るのに必死なんですね。


今井:以前も、私共へ依頼された会社の再生計画の中
   で、遊休地の一部である倉庫を売却される案件
   がありました。その時は大手財閥系の不動産会
   社が仲介したのですが、途中で依頼者の顧問税
   理士さんが割って入ってきてクレームを付けら
   れました。なんでもその顧問税理士さんの顧問
   先に地場の不動産会社がいて、そこが客付けの
   仕事をしたいと言っていたそうです。私共の依
   頼者である社長も板挟みで困っておられたから、
   『じゃぁ社長、その先生の顔を立てて、そちら
   で売却されたら如何ですか?。私共は大手不動
   産会社に断っておきますから』と申し上げまし
   た。そしたら、なんと数千万も低い価格提示だ
   ったそうです。もちろん依頼者の社長は烈火の
   如く怒られて、当初の通り大手財閥系会社の仲
   介で売却されました。こういう例は後を絶ちま
   せん。


谷口:いかに依頼者の方を守るのかが、今井さんはじ
   め事業再生の専門家のお仕事なんですね。今日
   は貴重なお話をありがとうございました。


今井:どういたしまして・・・。





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