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jf3tbm2006-01-20

【写真:従来からあるお店もいろいろ工夫して発展してほしいと願う】


15年近く続いた不況も回復基調にありますが、水面下では相変わらず「不良債権処理」が進んでいます。 2007年に団塊世代が一斉退職・・・と騒がれていますが、すでに「プレ団塊世代」は退職ラッシュを迎えています。 彼らは割り増しで退職金をもらい、サラリーマン時代の人脈を駆使して集客し、加えて従来からあるお店のお客さんまで奪ってしまうかもしれません。そう、明確な勝ちパターンを
持っていないと「勝ち」どころか現状維持すら難しくなるのです。


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■水面下で不良債権処理は今も進んでいる
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3年前、竹中平蔵経済財政担当大臣(当時)は
不良債権15兆円を処理したら65万人の失業者が出る」と
いっていました。




ということは1兆円あたりで43,000人が失業する勘定になる




金融庁が国会答弁で明かした不良債権(含問題債権)は135兆円で、
1兆円あたり43,000人の失業者が出るとして、
43,000人×135兆円=580万人の失業者が出てしまうということです。




失業者が増えるということは・・・




「収入のあてがなくなる人が増える」ということに他なりません。
さらに中高年の人たちは再就職先もなかなか見つからないのが現状です。
失業した人は、職に就けなければ
「自分で何かをやらざるを得ない」と考える人も増えてきます。




人間は「霞を食っては生きていけない・・・」




特に20年、30年とひとつの会社で働いてきた
団塊世代の人たちは「割り増し」で
退職金をもらって辞めている人が多いので
「彼らはそこそこ手元にお金がある」のですね。




となると「ちょっと商売でも始めようか」という人も出てきます




新しいビジネスを始めるにしてもノウハウがないので
フランチャイズ形式のコンビニ、ラーメン屋、居酒屋、
クリーニングやなどのサービス業での開業を考えるのですね。




あちこちに飲食店が増えていることにお気づきでしょうか




その背景には団塊世代の割り増し退職なども要因としてあったんですね。




みんながサービス産業に「どっと」押し寄せていますから
完全に「オーバーストア」の状態になっています。
今ですら「オーバーストア」の状態なのに、
これからさらに退職者・失業者が激増するのですから
「超オーバーストア」になります。




今年に入りその傾向が顕著になってきました。




かつてのアメリカでもそうなったように、
製造業は空洞化しサービス産業が
どんどん盛んになるのです。
あきらかな「勝ちパターン」を持っていないと、
現状維持すら難しく、
とてもじゃないけれど「勝てない」のですね。




だから「お店というコミュニティの場」という
考え方を持たねば勝てない・・・。




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谷口集客技術研究所・谷口肇司(Taniguchi-Tadashi)
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