●OTA(On The Air)

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●ブランドとは・・・?

jf3tbm2006-01-23

【写真:なにげない小さなお店も「ファン」をたくさん作ることで長く繁盛を続けることができる】


ブランドは「ロゴマーク」のことではありません。 簡単にいうと「ファンづくり」です。 商売を進める上で大切なのは「ファン」をどれだけたくさんつかんでいるか・・・ということです。 資本力のある大きな企業は、チラシや電波媒体を使って無差別に情報投下が可能ですが、小規模事業者の場合は大きな企業と同じようにはいきません。


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■ファンづくりこそがマーケティング活動
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私が今取り組んでいる「飲食店のコンサルテーション活動」を行う上で
力説するのは「お店のファンを作りましょう」です。
飲食店、とりわけ「アルコールを扱うお店」では、
料理を売るのも大切ですが
「お客さんにコミュニケーションの場を提供するサービス業」という
認識を必ず持っていただきます。




その意識がなければ大手チェーンで十分です




お料理の味や食材に「こだわる」のも大切でしょうが、
現実には「まずい店」でも流行っているところが多いでしょう。
味はそこそこ及第点でも
なぜかいつも流行っているというお店があります。




それはどうしてか・・・?




おいしいお料理を食べながら
「楽しい会話がいっぱい生まれる」ことが一番大切
ということを経営者はわかっているからなのです。




だから味はそこそこでいい




お客さんは「飲みながら楽しい会話をしたい」と思って
お店に来るのですから、
ドリンクはできるだけ早く提供するべきですね。




目安として・・・




1)ドリンク:2分以内
2)フード :8分以内




ここをひとつの目安にすれば「おぉ、早いな」と思うわけです。




いくら「腕によりをかけておいしいものを・・・」と力んでも、
お料理のオーダーが通ってから
20分も30分も待たされては、お客さんも「いらいら」します。




そこで考え付いたのが「お通し」




提供時間の遅さをごまかすために「お通し」を出す店が多いのですが、
これを「有料化」しているお店も「離客」につながります。
だってよく考えてみてください。
生ビール1杯500円もとっておきながら、
さらに頼みもしないお通しが2〜300円の値段になってる。




500円+300円=800円!




おいおい、生ビールが1杯800円かよ!!




お客さんからすれば「アルコールでしっかり儲けているのに、
食べたくもないお通しが有料だなんて、
ちょっと腹が立つんよね」と思うわけです。




もっと大衆心理をつかもうよ




今までの飲食店の常識はもう通用せず、
味や食材で集客できるお店は「一部の高級店」に限られてくるでしょう。




すでに団塊世代が「割り増し退職金」をもらって、
どんどんサービス産業に参入しています。
そんな時代を乗り切っていくには
「お店のファンづくり」が一番大切なのです。




料飲業界にもIT革命の時代が到来か・・・




ITといってもインターネットじゃないですよ。




I:インフォメーション(情報)
T:テクノロジー(技術)




従来は調理技術だとか、
その材料ばかりを強調して
味だとか素材ばかりが誇張されてきました。




テレビで評論家が「モノづくりの原点に帰れ」といってる




モノづくりの原点ってのは、
「価値を高めるモノづくり」ってこと。
商売的にわかりやすくいうと
「価値を創出して高く売る」ってこと。
今までのようなアメリカ式の
コストダウンして大量に売るってのは
今まで以上に大手しかできないってことです。




では料飲業界でのIT革命って・・・?




コンピューターやインターネットの世界だけじゃなく
インフォメーション、
つまり「コンテンツ」(内容)を考えるってこと。
今、本当に不足しているのは、
理科的な技術じゃなく、内容を考えて発信をするってこと。




コンテンツが非常に貧弱だということです




これからは、内容の時代です。
IT革命のインフォメーション部分が特に重要になってきます。
ブログが大流行ですが、
すぐに3ヶ月もたてばたいていが閉鎖されます。
その理由も内容が貧弱だからネタがすぐに尽きる。




ブログライター養成講座を受けてみるのもオススメかな・・・




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谷口集客技術研究所・谷口肇司(Taniguchi-Tadashi)
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