●OTA(On The Air)

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●高齢者向けのマーケティング・・・?


【写真:100年仕様の黒檀でできたお佛檀はコンスタントに売れている】


言うまでもありませんが、すでに『多様化社会』に入っていますね。
雇用形態も大きく変化(だから『大』『変』な時代<笑>)しています。
実際に企業に目を向ければ派遣社員契約社員が増えたために、
『人件費』の使い方などもどんどん変化しています。
さらに『消費パターン』も『複雑化』しており、
加えて安倍政権は『新しい法案』を追加しまくって、
がんじがらめの状態になっています。




こういう時代に伸びている企業とは・・・?




例えば『少子高齢化社会』にフォーカスしてみましょう。
年齢別の人口分布は『頭でっかち』の『逆三角形』ですよね。
普通の人は『これからはシルバーマーケットだ』とか言って、
『高齢者向け○○セット』などを考える。




たいていは当たらない(爆)!!




確かに今のご老人の多くはお金があるかもしれません。
そこに浅はかな企業人は『年寄りにカネを使ってもらおう』とばかりに、
『高齢者向け○○セット』なんぞを考えて市場にリリースをかける。




まず『売れない』。




商品は商品としてだけで売ろうとするから売れない。
なぜなら『個性化』だの『自由』だのを牽引してきた、
特に『ベビーブーマー世代(団塊世代)』は、
審美眼を持っているし、
その上の世代(ウチの親の世代)となれば、
終戦直後』の『モノのない時代』を経験し、
『くだらないモノ』にはカネを使わないことが身に染みついているのです。




だから『きちんと筋道を立てて方法を説明する必要がある』のです。




そう『方法』や『理由』を『付加』している企業の商品は、
やっぱり売れていますよね。
安易に『これからは高齢化向け』だの『癒し』だのって、
マスメディアの『5番煎じ』をやったって、
そりゃ売れないって。




冒頭に出した『黒檀のお佛檀』の意味ってわかります・・・?




黒檀ってのは入手難なんです。
今や輸出入規制もあって現地(インドネシアなど)で調達した黒檀に、
現地の職人さんが『一刀彫り』したものが輸入されています。
写真のお佛檀は創価学会の信者さん向けでざっと100万円。
これを他社の仏壇屋さんが『売りたがる』という裏話しもあるほどなんです。




他宗派向けになると余分な装飾が加わって3〜600万円くらいになる!!




お佛檀を単なる『製品』として売ろうとしても売れませんよね。
そこには『信仰』という『根っこ』があるから売れるんです。
さらに『究極の銘木』といわれる『黒檀』に、
『職人の一刀彫り』という『ストーリー』があって、
『ご本尊さま』や『佛さま』を安置するという大事なモノだから、




売れるんです




家やマンション、車にはローンを組んででも買う日本人。
ところが一番大事な『信仰心』を忘れているのも日本人の特長。
これではねぇ・・・。


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