●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●第3次オイルショック

jf3tbm2008-06-17

【写真:排ガス規制の被害車?サニー210(日産・NAPS搭載車)】


数年前に、現在の原油高騰を示唆する簡単な記事を書いたことがあります。(http://d.hatena.ne.jp/jf3tbm/20040531)いよいよ、それが本格的に進んでいるのは、ガソリン価格の高騰からうかがえます。1リッターあたりの単価が300円になるとの予測もありますし、先日のG8でも『原油高懸念共有へ』(青森宣言)の報道もありました。『インフレ基調への各国の同意』であるのは『うがった見方』でしょうか。私が最大に懸念するのは1985年の『プラザ合意』がもたらした『バブル狂騒曲』と同様に『ハイパーインフレ狂想曲』にはならぬか・・・です。


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●極東のモンキーに背負わせる帝国主義的手法
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アメリカは自国の巨額の赤字を、
『極東のモンキー(日本)』に背負わせる方法で、
プラザ合意に持ち込み、
日本をバブル経済に追い込んだのはご存知のこと。




バブルはプラザ合意で仕組まれていた




プラザ合意以後の日本は、
バブル経済と、
その後の長期不況の『シナリオ』にハマった。
その頃のドル相場は1ドルが250円くらいだったのが、
プラザ合意から2年後には120円台になった。




今はどうか・・・?




サブプライム問題も、
結局は『極東のモンキー』が尻ぬぐいをし、
今度はBRICsの燃料需要を容認し、
またもや『極東のモンキー』が、
ババをつかむ。




さて第3次オイルショックだが・・・




過去2回のオイルショックは、
主に中東戦争の需要。
その後ガソリン価格は上昇を続け、
私が運転免許を取得した1981年頃のガソリン単価は、
今とほぼ同じくらいの150円強だった。
さらに興味深く思い出されるのは、
今の車とは比較にならないくらい燃費の悪い車ばかりで、
CO2どころか窒素酸化物だの、
とにかくいろんな『公害』を撒き散らして車は走っていた。


↓例えば↓
http://corism.221616.com/articles/0000080344/
これが現役だと言うからびっくり!





これが約30年近く前の日本の実体




ハイブリッド車などの発想はなく、
とにかく53年度排ガス規制で、
マフラーには触媒が詰め込まれ、
音ばっかしで『走らない車』がほとんどだった。
特に印象的なのは日産のNAPSなどは、
セコンドギヤで引っ張り倒して加速しないと、
ホンマに走らない。
単車には排ガス規制が適用されず、
2ストの単車が煙をもうもうと吐きながら、
道を走っていたし軽4も一部では2ストが現役で、
それはそれは今から想像できない凄まじい光景だった。




話を元に戻そう




現在の原油高や食糧高には、
投機マネーが市場に流入しているってこと。
さらに需給バランスが大きく変化しているってこと。
インフレは一過性ではなく、
地球温暖化抑制を題目に掲げ、
『国民は慎ましやかな生活をしなさい』と言っているのです。




経済は70年周期・・・




この定説に当てはめれば、
今は昭和13年ごろ。
バカげた戦争は起きないと思うが、
ひょっとすれば、
今後の日本は戦後最大の、
未曾有の苦汁を味わうことになるかもしれない。




秋葉原の事件も『それ』を暗示する事件だと感じる




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