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●修羅界<WEB法華経勉強会>

修羅とは「阿修羅(あしゅら)」といい、
争いを好むインドの神の名です。


自分と他者を比較し、
常に他者に勝ろうとする、
「勝他(しょうた)の念」を強く持っているのが、
「修羅界」の特長です。


他人と自分を比較して、
自分が優れ他者が劣っていると思う場合は、
「慢心」を起し他者を軽んじてしまいます。


さらに他者が優れていても、
素直に相手を尊敬する心を起せないのも特長です。


困ったことに自分よりも強い者と出会えば、
卑屈になって「媚び諂う(こびへつらう)」のです。


自分をいかにも優れた者に見せようと「虚像」を作り、
表面的には人格者や善人を装い、
謙虚なそぶりを見せることもありますが、
内面では自分より優れた者に対する「妬み」や、
「悔しさ」に満ちています。


このように「内面と外面」が異なり、
心に裏表があるのも修羅界の特長です。


もちろんビジネスの場では競争原理も大事ですが、
決して心を曲げずに誠実に対応することの方が、
よほど大事なことだと考えます。


経典を拝しますと「諂曲(てんごく)なるは修羅」とあり、
諂う心こそが「曲がっている」と指摘されています。


具体的には「自分の本心を見せずに従順を装う」ということです。
これでは畜生の飼い犬以下の境涯です。


戦後の日本は型にはめたような人間育成をしてきたと言ってもよく、
その延長線上に現在の歪んだ社会があります。


地獄・餓鬼・畜生を「三悪道(さんあくどう)」といい、
自我意識ばかりが強い修羅は三悪道を超えています。


根本は「苦しみを伴う境涯」で、
三悪道に修羅を加えて「四悪趣(しあくしゅ)」といいます。


職業柄いろんな経営者と会いますが、
多くの方が「四悪趣」に囚われておられると感じます。


何とかしたいと思うのは私だけでしょうか・・・?


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