●OTA(On The Air)

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●軽石化したバブル世代?


【写真:中身がカスカスの見事な軽石だ】


私は『世代』としては『バブル世代』だが、
バブル前にはすでに仕事をしていて、
世の中が浮かれているころには、
広告屋の下働き?で日々深夜まで仕事をしていた。


ディスコの広告や販促物制作に追われていた


世の中は『ジュリ扇』で浮かれていたが、
こちとら、連日連夜の深夜残業で、
仕事仲間とうっぷん晴らしで『ハリ扇』片手に、
事務所で暴れていたのも懐かしい。


片やジュリ扇、こちらハリ扇子絵本!


それだけにバブル時期に楽して就職できた人たちを、
少し斜に構えて見える客観性を持っていると自負している。


バブル世代は年齢的にも旧態の仕事方法から脱皮する最後のチャンスだ


以下は2004年6月にブログで書いた記事を、
少し手直ししてみたものである。
今も、ときどき過去のブログ記事を読み返し、
自問自答しているつもりである。


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★バブル世代は軽石化!?
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軽石はいくら磨いても軽石だ。
軽石の仕事は、
かかとの角質などを取るためにただひたすら
擦られるだけ・・・。


全ての社会人は年数とともに『軽石』化する。


特に、社会人経験が長ければ長いほど、
軽石化』が進む。
また、経験した職種が限られていれば限られているほど、
軽石化』が進んでいる。


売り手市場だったバブル世代は楽し過ぎて『出世』もできた


しかし、長引く不況から脱しつつある今も、
景気の上向きを『自然な風』のごとく、
時の流れに身を任せすぎると、
世間は不況から抜け出せても、
軽石は置いてきぼりにされるのだ。


では、最初から軽石か・・・?


そんなことはない。
新卒で入社したころは、
みんな磨けばピカピカ光る『原石』だった。


ところが、仕事の経験を積めば積むほど、
使わないところに穴が空きはじめ、
10年もすれば穴だらけ。
20年もたてば立派な軽石の出来上がり。


楽した世代は苦労した世代より軽石化の進行が速い


軽石状態から、一旦原石に戻るのは至難の技。
経験のない人が新しいことにチャレンジするのは、
本当にしんどいことである。


バブル世代は根拠のない自信が強い


ときどき不思議に感じるのだが、
何を根拠に『昨対比で〇〇%増し』の計画を出すのか。
ただの希望的観測で昨対比の伸びを、
絵に描いているように感じる。


これを『絵に描いた餅』という


バブル世代は派手なプレゼンをプレゼンと思い込み、
無駄な『プレゼン資料』の作り込みに時間をかけ、
さも『オレは仕事をしている』と思い込んでいる。


作り込みは仕事ではなく『作業』ということがわかっていない


よく、人の倍働け!などと言うが、
実際には何時間働けばよいのか?


古いビジネス書にこんな式が載っていた


・1倍=7時間(普通の就労時間)
・2倍=7時間×√2=約10時間
・3倍=7時間×√3=約12時間
・4倍=7時間×√4=約14時間
・5倍=7時間×√5=約16時間


言い得て妙である。


景気回復基調の波に乗るためには、
一旦は『自分は軽石化している』のを認識して、
後に続く人たちを認め、
また、その人たちからも学ぶ必要があると思う。
そのためには『最低でも人の倍を働く』のが、
早道だと私は思う。


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 『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
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大阪・大阪近郊の耕作放棄地を開拓・開墾して、
都会と里山をつなぐ活動を展開しています。
通称『みんたく団』と呼び、河内長野に『みんたく畑』を開拓中です!
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