【写真:なかなか興味深い戦後史だと思う】
今年は『戦後70の節目の年』といわれている。
昨今『安保法制』が物議を醸しているが、
今まで『先送りしてきた案件』で、
安保法制は『戦後処理の積み残し案件』のように感じる。
言いかえれば『戦後の処理はまだまだ山積』ということだ。
歴史は出来事の羅列ではなく『積み重ね』だ
歴史認識も大事なことなのだが、
日本人は『わりとあいまい』にしてしまう傾向があると思うのだ。
毎年、終戦記念日が近づく8月に入ると、
各テレビ局は『特集』を組んでいるが、
多くが敗戦色が濃くなってきた昭和19年以後の映像が多い。
・大都市の空襲
・沖縄戦
・神風特攻隊の出撃
・広島・長崎の原子爆弾
・玉音放送
概ね、このパターンだ
もちろん、戦争の悲惨さや愚かしさを記憶するためには、
これらの映像を用いた特番も大事だ。
戦後生まれが人口の多くを占めるようになっているから、
機会があれば戦争について触れ、
戦争についての意識づけや学習も大事だと思う。
しかし、なぜ無謀な戦争に突入したか・・・があいまいに伝えられている
今の時勢をかんがみれば『あいまい』にしておかないと、
安保法制も通しにくいという事情などもあるのかもしれない。
日本人はとかく『都合よく解釈する傾向がある』と感じている。
敗戦といわず終戦と言う
案外、『負けるが勝ち』に解釈し、
戦争には負けたが目的は戦後も経済発展を通じて果たした。
また目的は日本もアメリカも同じだったことにして、
八紘一宇も安全保障も『しばらくアメリカさん、たのんますわ』みたいな感じ。
アメリカは『終戦間もなく再軍備』を求めてきて、
警察予備隊⇒自衛隊と再軍備のベースを作らせた。
当時は日本の共産化が本気で危惧されていた
まぁ、終戦間もなくに今以上に再軍備を持ったら、
ソ連とアメリカの代理戦争の舞台にされていたかも知れない。
こうなれば朝鮮半島のように日本が南北に分断したかもわからん。
当時の政治家は『経済復興』を前に出し、
GHQが納得するような平和国家を目指した憲法で落ち着かせたように感じる。
よくはわからないが『どうもGHQの押し付け憲法でもない』ようにも思う。
なにはともあれ平和が70年続いているのはすごいことだ
アメリカの要求どおり軍拡路線に走っていたら、
きっと経済成長はここまでにはならなかったのだろう。
経済成長を至上課題に置き、
敗戦を終戦と置き換え『ファンタジー』を創作した。
これからの時代は『戦争を映像の中のもの』という認識ではいけないと思う
開戦に至った理由も『軍部の暴走』ではなく、
アメリカ・イギリス・中国・オランダなどの『日本包囲網』が敷かれ、
ある意味で『日本はハメられた』部分も多分にあるだろう。
凄惨な場面が何度も映されて刷り込みが入っているが、
どうも開戦に至るまでの『戦前』が『すごくあいまい』なのが、
本当に気になるのである。
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