●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●すきめしの考察

好きなことでメシを食うのを『すきめし』と呼ぶらしい。この『すきめし』の表現は、クリエイター系に多い傾向だ。だが、好きなことでメシを食うのが、本当に理想なのか。私は、特段『好きでなくても充実している仕事で生きていけたら、それはそれでいいことだと思っている。



【写真:わざわざ『すきめし』と誇張するほどのことなのか・・・?】


Web上でクリエイター系が『すきめし自慢』をしている。


読んでいて『うそつけ、修羅場はイヤだろ』と思う。
もともと好きなことが高じて、
商売になっているような奇特な人は少ない。


どう考えても『やっているうちに好きになった』はずだ。


コピーライターにしろデザイナーにしろ、
素人目には華やかに映る。
しかし、駆け出しのころは、
先輩や上司に『ぼろくそ扱い』されている。
そのうちに腕が上がって『自分はこの仕事が好き』と思い込むのだ。


慣れれば天職・・・というヤツだ。


先日、京橋から乗ってきたお客さんで、
『的屋(てきや)の兄ちゃん』を送ったのだが、
彼は『最初はイヤでしたが、慣れれば天職ですわ』という。


仕事なんて、そんなもんだと思う。


大事なのは『どうやって生きていくのか』だ。
このことは、何度も書いているが、
何をやって『衣・食・住』を確保するかに尽きる。


一番、カネがかかるのが『住居』だ。


1、住宅
2、生命保険
3、自家用自動車


人生の『大きな買い物』はこの3つである。


本屋にも図書館にも『田舎暮らし』の本が並ぶ。
けっこうな高級紙を用いてカラー印刷され、
憧れている人の心理をくすぐる紙面構成になっている。


表面的では『きれいごと』で済んでいる。


山奥で炭を焼いたり、
小さな畑で自給自足の清貧な暮らし方が『よし』とされている。
決断次第で『誰にでもできそう』な気がする。
雑誌では『引き戸の隙間から蛇が家に入ってくる』など書いていない。


それでも、辛抱して生き延びられればいい。


どうやって生きていくか・・・がクリアされていなければ、
ライフスタイルのチョイスなど、
私には危険極まりない選択だと思う。


憧れのライフスタイルばかりが先行し過ぎ。


どうやって生きていくか・・・の問いは、
『あなたは何のプロですか』でもある。
確かに『最初は誰もがAからのスタートだ』という理屈もわかる。
だが、都会生活がいくら消耗戦の繰り返しだからといって、
今の職業を否定してまで大きなリスクを取る必要があるのか、
私には、わからないのである。


おしなべて好きなことは儲からないものだ。


WEB上で『すきめし』を語っている人と、
実際に懇談したことがないからよくわからないが、
誰も見ていないからと、
好きなことを書いているようにしか見えないのである。


大して儲かっていないのではないだろうか。


貯金も『なんちゃらショック』で、
紙くずになるかも知れないご時世だが、
混迷極まりない昨今、
せめて3年程度は食べていけるだけの、
資産を持ってから『すきめし』を考えてもいいのではないだろうか。


私は、過去の失敗から『そう思っている』。


ほんまかいな・・・


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 あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
 『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
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