リーダーに求められる資質のひとつに『言葉』や『会話力』がある。私は、今のところ特にリーダーシップを発揮するような組織には所属していないが、常に言葉や会話を鍛えるようにしている。手前味噌で恐縮なのだが、タクシーの車内は鍛錬の場にもなっている。おカネを頂戴して鍛錬できるのだからありがたいと思っている。
【写真:あなたは、どこに鍛錬の場を持っていますか・・・?】
私のタクシーの1日の平均乗客数は15名だ。
・15名×23日勤務=345名/月
・345名×12か月=4,140名/年
ざっと、年間で延べ4,000名と何らかの会話をしている勘定だ。
タクシー稼業に入って7年を経過したから、
少なく見積もっても約28,000名の乗客と会話をしている。
この商売に変わってから異業種交流会に全く興味がなくなった。
異業種交流会でリアリティのある会話の記憶が少ない。
また、SNSを積極的にやらないのは、
mixiの草創期にとことん堪能したのと、
早い話が『飽きた』という点もある。
SNSは読者を意識し過ぎて思い切ったことが書きにくい。
ブログ→mixi→Facebook→LINE・・・、
多くのユーザーは『こんな流れ』だと思う。
私にとってブログは『自分メディアの文字放送』で、
記事の良否を測る『モノサシ』は『自分』にしている。
決して、迎合をすることはない。
もちろん、人間だから考え方が変わることもあるし、
矛盾したことや支離滅裂なことを書くこともある。
自分は作家でもなく『そこらのタクシー屋のおっちゃん』だ。
まぁ、独りよがりはよろしくないが、
ある程度は『思っていることを書く』方がスッキリする。
いい歳したおっちゃんが『らんち、なう』では・・・。
割と『言いたい放題』のことを書いているが、
日々の読者のためにもアイディア出しのアンテナを張り続け、
文章を書いて発信する『瞬発力』も大事だと思っている。
少なくとも『学生ことば』は使わない。
友人同士のSNSならまだしも、
顔も知らない読者やメディア関係者も見ているので、
若者言葉を使っていたら『バカか、このおっさん』と思われる。
それでなくても文章が稚拙なのに、
『やっぱ(やはり)』や『あんま(あまり)』など、
話し言葉のまま書いていたら『どうだかなぁ』と思われる。
そういうことなんですよ、そこの、あなた。
休日には、なるべく『一流』を探して触れるようにしている。
文学も『一流』を探して触れてみる。
売れているエッセイストの本を手に取って、
『なるほど、こういう表現方法があるのか』と、
いくつになっても『勉強』である。
売れているモノのアンテナを張る。
いろんな店に出向いて『売れている商品』を手に取ってみる。
今の時代に、なぜ、このタイミングで評価されて売れているのか。
自分の言葉で表現できるまで考え抜く。
先日来、記事にしている『チプカシ』にしても『そう』なのだ。
その習慣があるから・・・
世の中のニーズに対して敏感になれる。
本職で広告屋をやっていたときなど、
『マーケティングは企業活動そのもの』とよく言っていたが、
その習慣は、抜けていない。
SNSに消極的なのは・・・
ただの『娯楽の報告』や『自慢話』がほとんどだし、
他人が昼メシや晩メシで何を食ったか・・・など興味がない。
そんなことに『うつつをぬかすヒマ』があれば、
新聞を1面からじっくり読んで『社説』をさらに斜に構えて読む。
週に一度は日経新聞の『ある欄』を定点観測する。
おもしろそうな本を持って喫茶店に行く。
ちょっと、人とは違うことをした方が人生は鍛えられる。
慣れていない人は『町を歩いて赤いものだけ写真に撮る』という行為も、
マーケティング的視点を養う訓練になるのでオススメだ。
そこで『なぜ、こいつは赤いのか』を考えてみる。
SNSで『らんち、なう』『いいね』より、
よほど充実した時間を過ごせるだろう。
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※知的刺激の材料として活用いただくために、
あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
発想や気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。
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