『人は見かけによらない』『外見で判断してはいけない』という本質を考えてみたい。タクシードライバーは、乗客の手が上がった瞬時に『外見で判断して対応を一瞬でシュミレーションする』のである。のほほんとしていたら、身の危険もありうるのだ。
【写真：瞬時に判断して対応をしないと『こじれる』こともあるのだ】
『外見で判断してはいけない』は『人を見る目がない』のを白状している。
見かけや外見が『相手の本心や価値観の一端を表現している』。
多くの人は『それを見抜く目』を養っていない。
すると『軽々に判断すると相手の本質を見誤るのを危惧している』。
ヤクザやキャバ嬢は見た目でわかるではないか？
広告屋の頃にクライアントの担当者の靴で対応を判断した。
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┃１、手入れが行き届かず『ヨレた靴』を履いている担当者
┃２、いつも磨かれ靴にもきちんと気を配る人
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１、ヨレた靴を履いている担当者の場合
あんまり外部との接触がない。
おしなべて『議論好き』『会議好き』『打ち合わせ好き』で、
こういう人には『ぶ暑い企画書』を提示すると喜ばれた。
だが、相手にする時間が長すぎて商売的には嬉しくない相手だ。
２、いつも磨かれた靴を履いている人
外部の接触が多く『抱えている案件も多い』。
こういう人に『分厚い企画書』を渡しても、
『だから、どうなの？』となるから、
原則的に『ワンシートの企画書』で進める。
加えて『決裁権』を持っていることが多く、
商談が決まるのも迅速だ。
タクシーの場合は一見客がほとんどだ。
１、服装
２、カバン
３、靴
４、時計
５、その他の持ち物
私はこの５つを乗車時の数秒で全部見る。
服装やカバンは乗車前の運転席から見えるし、
乗車時に靴（足元）を見る。
たいてい、乗車時に『どこかにつかまりながら乗る』ので、
自然と時計は目に入る。
こちらは当然、客の氏素性の値踏みをするのがホンネだ。
京都の花街のように、
『一見はん。お断りどすねん』とやっていたら商売にならない。
・本当にカネを持っているかどうか・・・
・乗ってから、ごちゃごちゃ文句を言わないか・・・
・気持ちよく送れるか・・・
本心は『これら３つ』だ。
だが、客の値踏みをしても、
車を走らせないと商売にならないし、
密室で黙ったまま・・・というのも気まずい。
いい洋服や持ち物、時計や靴など、
目を引くものを見つけたら『ほめる』ようにしている。
何か、ほめられたら、人は自慢したくなる。
単純な話だが『住んでいる地域が近所』というだけで盛り上がるし、
話しの共通点が見つかって楽しいひとときなら、
８０％の乗客は『おつり、少ないけど、取っておいて』となる。
広告屋のときに身につけたのは・・・
１、ダサい服＋ダサい持ち物＝三流の人。ほとんど相手にしない。
２、おしゃれな服＋一流のグッズ＝プライドが高い人
３、おしゃれな服＋ダサい持ち物＝物事の本質が抜けている人
４、ダサい服＋一流のグッズ＝こだわり派で『一筋縄ではいかない』人
もちろん、外見で判断して見誤ることもある。
見誤ることは『あるにはある』が、
ある程度『対人センサー』が働けば、
判断した結果は『ほぼ、ストライクゾーン』に入っている。
人を見抜く力が弱いと・・・
すぐに騙されるし、貧乏くじを引かされる。
私がSNSで不必要に友人を増やさず人数を制限するのは、
『名刺の整理』と同じで『対人センサー』を働かせているからである。
もちろん、過去にいろいろ『失敗』を重ねてきた結果でもあるが・・・。
対人センサーが弱いと・・・
・人づきあいが上手くならない
・引っ込み思案になる（下手すれば引きこもったりウツに）
・交渉事ができない
余談だが、ヤクザは５秒で人を９割見抜くらしい。
対人センサーを磨く王道はない。
できるだけ多くの人と会って、
本音と建て前や容姿を観察し、
その人の本質は何か・・・を考えるしかない。
これはバーチャルな世界ではなかなか養えないものである。
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※知的刺激の材料として活用いただくために、
あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
発想や気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。
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