有名女優の息子が強姦致傷罪容疑で逮捕された。女優は息子と面会後に記者会見を開いた。まぁ、会見自体は大人の対応だし、親としていたたまれなかったと思う。逮捕された息子がやったことは犯罪だが、世相を見ていると不思議でもなんでもない。親しくもない女性に『おっぱい』とか言う性癖があるとか、昼下がりの奥様番組が伝えていたが『おっぱいをどうしたいねん！』と、思わず我が家では家内と声をそろえてテレビにツッコミを入れた。真相はよくわからないが、匿名のネット社会で卑猥なことを書きこんで喜んでいるのは、間違いなく成人男性だ。私ら世代は、こういう幼稚なことは幼稚な年代に『さんざんやり倒し』て、成人した時には『ふーん』という感じだったのだが。
【写真：報道を見たら、幼稚としか言いようがない】
幼稚な年代に『いろんなイタズラ』をしてきた。
今のように防犯カメラなどなく、
エネルギーのあり余っていた中学坊主は、
スリルを求めて『やりたい放題』だった。
現代なら、間違いなく『少年犯罪』でパクられるだろう。
１、威力業務妨害
２、風俗営業法違反
３、セクハラ行為
４、公職選挙法違反
まぁ、窃盗などは文房具屋で消しゴムを失敬した程度だ。
マラソン大会だか持久走大会だか忘れたが、
その『練習に』という口実で、
夕食後に家を出て悪ガキが集まる。
校区内中の公衆電話を『使用停止』にする遊び。
電話ボックスの公衆電話を支えている『銀色の柱』の下に、
手でほどける『ネジ』があって、
それをほどいたらフタがあいて、
中にブレーカーがある。
ブレーカーを落としたら、その公衆電話は使用不能になる。
３日程度は『そのまま』の状態で、
当時の電電公社は公衆電話の集金にも来ない。
校区内の人通りの少ない公衆電話が全滅した。
１週間ほどで、ようやく復旧した。
これが『威力業務妨害』で、立派な犯罪だ。
その１０年後くらいに、
女子高生を中心に『ポケベル』が流行り出し、
ポケベルメッセージの連打で、
あちこちの公衆電話がふさがったり、
プッシュホンのボタンがイカれた。
公衆電話は使用不能になったが、ただの社会問題で片づけられた。
次は、校区内の電柱に『やらしいことを書く』遊び。
最初は、性交渉を示す関西弁三文字をカタカナで書いていたが、
だんだん疲れてきたので『効率化を図ろう』と、
プリントごっこの『ぱちもん』の『ガリ版』で、
その『三文字の友の会』とかいう架空の名称を作り、
気に入らないヤツの家の電話番号を、
『ご入会はお気軽に』とかを書いて印刷した。
校区内の全電柱に貼った。
これが、今で言う風営法違反。
だが、当時は風営法があったのかどうかもわからず、
ただ、面白半分で校区内の全電柱に貼りまくったのだ。
少し前の『ピンクビラ』みたいなもんだ。
セクハラなどは可愛いもので、
クラスの女子が『ぼけーっ』としていたら、
背後から近づき『ひざがくっ』をかましたり、
服の上からブラひもをひっぱって『パチーン』と鳴らす遊び。
女子は『もう！』とか言っていたが、
怒りながらも『へらへら』笑っていた。
これが、セクハラ行為。
公職選挙法違反に関しては、
選挙ポスターにフエルトペンでメガネやヒゲを書く。
あるいは、ウイークエンダーの犯人の写真のように、
目のところに『黒べた』の線を引いて顔がわからなくする。
今、こんなことをやったら逮捕されてニュースで騒がれるだろう。
まったくもって『くだらない遊び』なのだが、
幼稚な時に幼稚なことをやっておいてよかったと思う。
もちろん、思春期だから女子への『ひざがくっ』や、
『ブラひもパチーン』だけで欲求が満たされるはずがない。
悪ガキは、１００円ずつ出し合って『やらしい本』を自販機で買う。
今のように、コンビニの『成人向けコーナー』のようなものはない。
だいたい、コンビニ自体がなかった。
やらしい本の自販機は『なぜか駄菓子屋の横』にあって、
夜になったら『中身の陳列が見えるマジックミラー』。
じゃんけんで負けたヤツが買いに行く。
ヘタレなヤツは『オレ、いやや』とかいって、
買いに行くのを拒む。
今なら、イジメの対象かもしれないが、
『ほな、しゃあない、オレが買うてきたる』と、
やらしい本の販売機の前に立つ。
そこに、なぜかタイミングよく？近所のオバハンが登場する。
こういうときは『ランニング』の休憩のふりをして、
オバハンに『こんばんはー』と元気よく挨拶して、
オバハンが去るのを待つ。
今の子はネットで動画が簡単に見られるが、
私らの頃は、オンナの裸体を見るだけでも工夫や苦労があったのだ。
苦労してやっとこさ手に入れた本は、みんなで回し見をする。
マラソンや持久走を口実にしなければ、
中学生が夜な夜な出歩くなど難しかった。
ひととおり『イタズラ三昧』を楽しんで、
だいたい２２時には帰宅していた。
その頃に帰宅して風呂に入ると、
唯一の情報源の『深夜ラジオ』に間に合う。
親を敵に回すといろいろ厄介だ。
今の子のように『うるさい、ババア』など言えば、
鉄拳制裁が飛んでくる。
もちろん学校に行くのがイヤな日もあったが、
ひきこもりたくてもひきこもるスペースがないから、
とりあえずは学校に行かざるを得ない。
みんな、そんな調子で学校に集まっていたのである。
イタズラ三昧の日々であったが、
それ以上の暴力沙汰もなかったし、
学校のガラスを割ったりという校内暴力などは、
私の一学年下くらいから『粗暴化』してきた。
荒れた理由はよくわからないが。
支離滅裂な記事になったが、
テキトーに悪ふざけして楽しい中学生活だったと思う。
１３〜１４歳くらいで『アホなこと』をやっておかないと、
成人してからアホなことをやって逮捕されるわ、
実名報道されるわ、と、ロクなことはない。
私の知っている限り・・・
クソまじめだったヤツが女に狂い、
大人になって、酒、女、博打、借金・・・と、
転落していったのを何人もみた。
アホなことは幼稚なうちにやっておくべきである。
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あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
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