この3日ほど『雇用実態』と『高齢ニート&高齢パラサイト』について取り上げてきた。だが、若年ニートが『よい』とは全く思っていない。むしろ、若年ニートを擁護する気もさらさらない。だが、若年ニートの中には『就職したが馴染めなかった』とか、トラウマになっていることも理解している。職業選択は『自由』だし、トラウマから脱して『仕事観』を持って、自分で稼げないと、ただの社会的パラサイトであり『全く、説得力もない』。ましてや、ニート生活を正当化する能書きなど誰も『まともに聞いてくれない』のである。では、どんな仕事観が必要なのだろうか。
【写真:若い時は仕事の適性などわからないものだ】
20年ほど前、あるアウトドア関係の社長から興味深い話を聞いた。
人生における仕事は・・・
1、前半戦は『川下り』
2、後半戦は『山登り』
言い得ていると思う。
私の社会人生活を振り返っても『その通り』だった。
若い頃は『仕事の中身』もわからない。
若い頃は『仕事の適性』もわからない。
わからないことの『二乗』だ。
新入社員から3年までは『急流』を下る小舟のように、
ただただ転覆して沈没しないように、
無我夢中で進むしかない。
入社後3年間は・・・
1、『はい』を言い続けるしかない。
2、『わかりました』を言い続けるしかない。
3、『何でもやります』を言い続けるしかない。
これが仕事を身につける早道なのは今も昔も同じである。
数年経てば『仕事の全体像』が見えてくる。
数年経てば『仕事の意味』もわかってくる。
自分なりの『目標』も見つかる。
一度でトラウマを抱えニートや引きこもるのはもったいない。
今の親御さんも『大学卒業』までは、
何とか励ましたりするのだが、
その後は安泰を前提で育てているから、
実際に我が子が新卒で入った会社がブラック企業で、
1年程度で退職してしまうと『対処法がわかっていない』。
再就職では新卒カードが切れないことに落胆してニートに転ずる。
ニートの人が言うトラウマも極端な例が多い。
『都会で消耗戦に参加していたら、
過労死するか自殺するしかない』とかいう。
テキトーに手を抜くこと『要領』すらわからないのか?
不思議なことに群れているニートは、
圧倒的に男子が多い。
さらに山奥のシェアハウスにニートが固まっていたりするが、
こういう場所に女子がいたら楽しいだろうな・・・と思うのだが、
どうやら、小汚い共同住宅には女子は寄りつかない。
まぁ、当たり前だろう。
男子はヨレヨレのTシャツとジーパンで何日も過ごせるが、
女子が何日も同じ服を着ているのは、
ちょっと想像しにくい。
ある女子が言っていた。
『ニートなんかになるくらいなら、
働いたおカネを手に合コンにでも出かけて、
彼氏をゲットして専業主婦になる方がいい』
たくましいではないか?
専業主婦業も大事な家事労働だ。
要は『働き続けたい気持ちを持つことの大事さ』を、
親世代が、どれだけ子供に教えてきたか。
さらに、仕事で結果を出すだけでは足りない。
『家庭を持てるなら、その家庭を大事にできてこそ』。
昔から『苦労は買ってでもせよ』という。
ブラック企業なら辞めたっていくらでも仕事はある。
働き続けたい気持ちがあれば、
仕事の中身がわかるまでは『何でもやります』しかないのだ。
対人恐怖症などを意識しているヒマなどない。
人生における仕事は・・・
1、前半戦は『川下り』
2、後半戦は『山登り』
いきなり、無理に山に登るより流れに身を任せる方が、
本当は『ラク』なのである。
これは、仕事に限らず『未知の世界』に飛び込むときも同じことである。
多くの親の責務は『子供がいい人生を送れるか』の教育だと信じている。
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※知的刺激の材料として活用いただくために、
あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
発想や気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。
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