●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●思考力を鍛える。

かつて、大卒者と一緒に仕事をしたとき『さすがだな』と、いろいろ感心させられた。まず、言えるのが『資料作り』。本や新聞の引用ができ、書類にまとめて、自分の考えを、わかりやすく表現する。一定レベル以上の大卒者なら『できて当然!』と言われるだろうが、大卒が50%を超える昨今、この一連の作業が全くできない人もいる。昨日のブログでは『デキる高卒者』を特集したが、散らかった思考を『まとめあげる能力がある人』なら、どこの企業でも採用したいはずだ。現役大学生のクセに『バイトが忙しくて本を読むヒマがない』などと言う人は、残念ながら50社受けてもなかなか内定が取れないだろう。バイトも大事かも知れないが、現役学生なら年間100冊は読むのが仕事だと思う。これは、社会に出てからも継続できる人は、やっぱり『伸びている』。



【写真:外出時に本のほか、いろいろ行動の道具を持っている】


本を読むのは『上質な時間の使い方』だ。


飲み会がいけないとは言わないが、
酒代や帰りのタクシー代に使うカネの一部を、
書籍の購入に充てれば『時間の使い方が変わる』。


本代は、上質な時間を過ごす投資でもある。


いくら『本を読め』とか言っても、
取組み姿勢が『ヒマつぶし』のレベルなら、
言っちゃ悪いが『腰掛け程度の人材』にしかならない。


目的を持った『当事者意識』が一番大事だ。


私が本を1冊も持たずに外出するなどありえない。
極論すれば『ケータイ忘れても本は忘れない』。
もっと言えば、休日の外出にケータイなど、
どうでもいい存在。


最近、企業が求める『コミュニケーション能力』。


これも、かなり『あいまい』な感じだ。
人によってはSNSでコミュニケーションを取っていると自慢するが、
多くの場合『いいね』や『コメント』で満足している。


あまりにも、チープなコミュニケーションだ。


チープの対義語に相当するのはディープだと思う。
SNSは『あくまでも連絡の道具のひとつ』と割り切る。
mixiが流行り出したころに少しハマったが、
コメントを気にしながら書くのがバカバカしくなり、
気が付いたら飽きてログインすらしなくなった。


SNSでディープ(深い、奥行きのある)なコミュニケーションは望みにくい。


相手が『飽きた!』とログアウトしたらおしまい。
オンラインでのやりとりは『表情』『行間』など、
『微細な思考』ってのは一切省かれていると思っていい。
コメントのやりとりをした程度で、
相手の人と関係を築いたと思ったら『浅い』。
こんなの『記号の送受信』をしているだけのことだ。


私が、ブログでコメント欄を設定しないのもここに真髄がある。


今の若手から中堅のビジネスパーソンが、
どうもチープなコミュニケーションしか図れないのが、
少し淋しい気もするし同情すら感じて痛々しく思う。


SNSに触れるのを短くするか、ゼロにしてもいいくらいだ。


さて、思考力の話だ。
思考力を高めると本当のコメント力がつき、
コミュニケーション能力の向上につながっていく。


実際に過去にやっていた勉強会のネタを課題にしてみよう。


1、1985年の日航123便事故当時の新聞を、
  図書館で調べて、事実関係や事故の詳細を知り、
  自分の言葉で『要旨』をまとめる。


2、多くの記事で一番心に残った記事を選び、
  それに対する感想、自分の意見、
  仮に、航空会社で働いたとして航空会社はどうあるべきか、
  どういう意識で働くことが重要かを書く。


3、引用した新聞のコピーを添付して自分なりのコメントを書く。
  事故を知る身近な人への取材ができれば、
  その内容も添付する。


4、インターネットの文章のコピーは不可とする。


5、自分で図書館に通って調べること。


※勉強会の資料引用元『天空の星たちへ』(マガジンランド刊)P236


特に、新聞を全く読まない、読む癖がついていない、
新聞言葉が苦手で新聞文字アレルギーの人や、
速報順のネットニュースで満足している人は、
独自でもいいから、ぜひ試していただければ幸いである。


課題に及第が与えられれば、
私の運転するタクシーで運賃5,000円までタダにしてもいい。
提出期日は2016年10月31日とする。
※乗降地に大阪市域交通圏を含むことが条件。


チャレンジする価値があると思う人は挑戦してほしい。


ほんまかいな・・・


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※知的刺激の材料として活用いただくために、
 あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
 『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
 発想や気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。
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