これだけ年寄りが増えたら、もう敬老の日はいらないんじゃないか・・・と思う。せいぜい、身内に高齢者がいれば、多少は取って付けた敬老の日のプレゼントもいいだろう。だが、見ず知らずの年寄りが、どんな人生を過ごしてきたのかもわからないのだから、なんでもかんでも敬老敬老ってのは、どうなんだか、と感じている。こんなことを言っている私ですら『初老』と呼ばれる年齢域に入っている。『まだまだ若いですよ』が『ほめ言葉』のように使う人が多いが、言いかえれば『まだまだ未熟ですよ』と言っているのと同じだ。平均年齢が45歳になっている我が国、このままだと『毎日が敬老の日』になってしまう。そろそろ敬老の日の在り方を見直してもいいのではないだろうか。
【写真:テキトーにやっておけばいい、敬老の日】
近隣の喫茶店の常連に『爺』と呼ばれるオッサンがいる。
年齢的には『敬老の日』の対象になるのだが、
『こんなオッサン、敬う価値があるか?』という事件があった。
事件の概要は、爺が酔っぱらって自転車に乗り、
自転車通行禁止の道路で高校生と接触事故を起こした。
そこまでは、まぁいい。
爺と高校生が救急病院に運ばれた。
仰天したのは『爺』が『健康保険に未加入』ということが発覚した。
さらに『爺はバツ2』で『娘さんが病院に呼ばれた』のだが、
この娘さんは『父とは縁を切っています。保証人にはなりません』と、
病院の要請を断って15分で『そそくさ』と病院を後にした。
おっと、いきなりのパンチに病院は困った。
空調工事の自営業だった爺は、
健康保険に未加入で『セットになっている国民年金も未加入』だ。
年金も未加入で健保もなし。当然、カネもなし。
爺が通っている喫茶店のママに保証人の依頼が入った。
身内でもなんでもない『ただの常連客』の爺。
当たり前だが、
ママは『何で私が〇〇さんの保証人にならんといかんのですか?』。
この切り返しに病院側は『しどろもどろ』。
話し合いは『5分』で決着がついた。
このままでは病院は治療もできないし、
応急処置の治療費も焦げ付いてしまう。
ダブルパンチを食らった。
そこで病院側の代理人が市役所に出向き、
爺の健保加入手続きを取り、
病院側も『やっとこさ治療できるようになった』のである。
こんなジジイを誰がどうやって敬えというのか?
さらに『ケガをしたら仕事ができん』と爺は言うが、
その前に『仕事を干されてカツカツの生活』だ。
自営業が多忙の頃は『税金をごまかし』、
健保も国民年金も未加入。
最終的に、生活保護の扱いになっている。
言っちゃ悪いが税金はごまかしたり未納だったり、
年金は掛けていないし健保も未加入。
ほとんど納税の義務を果たしていないクソジジイなど、
敬う必要があろうか・・・?。
それでなくても、今の高齢者はトクし過ぎだ。
世の中を引っ張って来ただの御託を並べ能書きを垂れるが、
『あんたら払ってきた年金の掛け金って数百円からスタートして、
つい30年ほど前でも毎月数千円しか払っていないじゃないか』。
自分が掛けた金額より多く受給できるのが今の年金制度だ。
それでいて『敬わないヤツはけしからん』とかぬかす。
別に面と向かって『敬わない』とは言わないし、
一人の人間として互いに敬意を示せればいい。
ジジババも今の国家財政を圧迫しているのは、
自分たちである認識を持ったら話は別だが。
年寄りだから特別ってのは、もう過去の話だと私は思う。
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あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
発想や気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。
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