●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●怒り方。

私のブログを読んでいる方と会うと『もっと気難しくて怖い人だと思っていました』と言われる。まぁ、わからなくはないのだが、実際に目の前の人に腹を立てる理由がなければ『普通の対応』だし、むしろ冗談を言ったりニコニコしている『普通のオッサン』である。大事なのは『怒るときは何に怒るか明確に一本化する』ということだ。怒る理由がなければ、誰も怒ることなどないのは当たり前である。



【写真:怒るには『叱る気持ち』が不可欠】


不景気が続くと会社は『問題社員』を仕立てて無理難題を言う。


今の会社に入って半年目くらいのとき、
他の乗務員と比較して売り上げが少ないから、
このままだと社会保険を外すぞ、とか言われた。


明らかに法令違反である。


社会保険を外してしまうが、
掛けたかったら会社負担分を全額自己負担しろ、ということだ。
定年退職者が再雇用される場合とか、
自己都合で自主退職して『任意継続』するような場合なら、
話しはわかるのだが・・・。


就業規則に何も反していなかったから切り返した。


売上が少ないのは『相対的な話でウチはこれで食えるから、
自分が必要とする給与分を働いている。何が悪いのか?』。


まぁ、わかりやすいように対談風に書く。


所長『このままの売上やったら社会保険外すで』
わし『ということは解雇っちゅうことでんな』
所長『解雇っていうより、嘱託になってもらうってことかな』
わし『雇用を一旦切らないと嘱託になる理由がおまへんがな』
所長『まぁ、そういうことになるかな』
わし『それを、解雇っちゅいまんねん。で、解雇理由は?』
所長『売上かな・・・』
わし『そんな文言、就業規則に書いてまへんやろ』
所長『でも、実車率とか、総合的に・・・』
わし『実車率って、常時45%くらいキープしてますがな』
所長『とにかく、売上やねん』
わし『売上を理由に解雇なんかできまへんで』
所長『いや、社長が・・・』
わし『社長が、何でんねん。直接、話しましょか?』
所長『そら、困る』
わし『あんたで話にならんからトップと話せなしゃあないやろ?』
所長『まぁまぁ。とりあえず頑張って売上上げてぇな』
わし『ほな、そない言うたらええやないか』
所長『まぁ、ボクも社長からいろいろ厳しいこと言われてんねん』
わし『パートでも社会保険の対象の時代に何、言うてまんのん。違法やで』
所長『わ、わかってるって』
わし『知らん思うて、テキトーなこと言うたやろ。そんなんあかんで!』
所長『ただ、売上がこのままやったら持ち車を外すことになるんや』
わし『かまへんで、そんなん。ま、懲罰人事っちゅう話やな』
所長『ち、懲罰って』
わし『そやないか!』
所長『八尾に営業所を新設するから、本社の台数を移さなあかんねん』
わし『それやったら、売上云々言うなや。台数減らしで協力してくれって言うべきや』
所長『まぁ、そやねんけど、社長が・・・』
わし『そない、社長に報告せんにゃったら、そうしいや』
所長『・・・・・』
わし『売上だけで解雇したり社会保険外したりは違法や。とりあえず詳しい議員に相談する』
所長『ぎ、議員って』
わし『議員通じて、社労士や社会保険事務所や労基に全部確認取る。陸運局もな』
所長『そんなルート、あるんか』
わし『議員なんか、電話一本や(ケータイ見せながら)。ほら』
所長『あんまり、コト荒立てんといてぇな』
わし『なんや、保身か』
所長『それ以上、言うたら、怒るで』
わし『あんたが怒ったら、わしも、もっと怒るで』


まぁ、キリがないから対談はこんなもんで・・・。


最終的には『ウチはこれこれこんだけの給料で十分だから、
それに見合った歩合に応じた売上でやっている。
家賃もローンもない。夫婦2人だったらこんなもんでしょ』である。


売上向上の指導があって『無視』『改善の見込みなし』なら話は別だろう。


何の対話もなく『やぶからぼうに「社保外す」』と来たら、
『何を言ってやがる』となるに決まっている。
多くの運転手は、丸め込まれているが、
かつて、前職で労務管理も関わっていたから、
そうは問屋が卸さない。


文章で書いたより『激しかった』のは言うまでもない。


ちなみに、売上も『そのまま』、
社会保険も雇用状態も『そのまま』である。
さらに、すったもんだやった所長は、
ヨソの営業所に引き戻された。


怒るのとキレるのは違う。


相手が無知で社長の伝書鳩状態だったから、
これは、一丁、かましてやろうと、
叱る気持ちで怒ってやった。
摩擦が起きると次の対処も見えてくるものなのだ。


この勝負は、とりあえず『私の勝ち』である。


ほんまかいな・・・


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