●OTA(On The Air)

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●仕事の伸び悩みは「場数」で対処。

仕事での伸び悩みを抱える人は多い。ここで、少し立ち止まって考えてみよう。自分はどういう『プロ』なのか。賞金女王&女子プロゴルファーの古閑美保さんのテレビ露出が増えている。なかなかわかりやすい『ぶっちゃけ炸裂トーク』で『ふむふむ、なるほど』とプロ道を語っている。彼女の言葉を借りるなら『場数を踏む』『ボールと向き合う練習量の数』『自分へのインセンティブ』。どんな分野でも『数の原理』は理にかなっている。最近の韓国女子プロゴルファーの活躍がめざましいが、日本のプロゴルファーは道具の進歩にかまけて練習量の絶対数が減っている。練習しないから韓国勢に押されている。理念だの能書きはいいから『まず、数をこなしているか』の原点に立ち返ってみよう。



【写真:お年寄りのご乗車に役立つ輪っかを営業車のシートに付けてみた】


プリウスのタクシーが増えた。


プリウス自体、タクシーで使う設計になっていない。
会社のコストパフォーマンスの都合で、
クラウンからプリウスに替えているだけのことで、
タクシー会社は乗客のことなど何も考えていないのだ。


お年寄りが乗り降りされるのに難儀な車だ。


ご乗車時に『つかまる取っ手』が、
クラウンやセドリックのハイタク仕様車には標準装備である。
だが、プリウスには取っ手など装備されていないのだ。


お年寄りは助手席のヘッドレストにしがみついて乗ってこられる。


こういうのではいけないと思い、
家にあったロープで『輪っか』を作って、
ヘッドレストの下に付けてみたところ好評である。



▲人命救助のロープ同様、つかむところに、
 ほどけない『てぐす結び』のコブを2つ作ってある。
 ※ロープの結索は、ボーイスカウト仕込み。これも場数を踏んだ。


カーショップに行けば買っても安いものなのだが。


本来、こういう装備品は会社が用意するものだ。
プリウス導入時に気づいていたのだが、
会社は乗務員任せなので業を煮やして自作した。
プリウスで1日数十人の乗客を1年間乗せたら、
お年寄りの乗り降りの傾向がわかってくる。


やっぱり、数をこなさないとわからないことだ。


私は、ブログを始めてから10年ほど経つが、
周囲からは『よく続きますね』とか言われる。
だが、こんなの『ただの落書き』だから、
気楽に続けていけるのである。
自分自身、ブログでメシを食っていないから、
こんな程度ではプロブロガーなどとは言わない。


だが、ここに至るまでには土壌がある。


広告屋時代の前半12年は『写植オペレーター』をやった。
1日で少なくとも5,000文字を印字した。
1年の稼働日数が250日程度なので、
年間で1,250,000文字を印字。
さらに12年間続けたので少なくとも1,500万文字は印字した。
売り上げた制作物の金額は10億円を超えたが身入りは少ない!!
それも他人が書いた原稿を忠実に印刷原稿に起こしていく、
地道な作業だった。


野球やゴルフの素振りでもここまではいくまい。


こういう土壌があるから、
自分の『もやもや』を吐き出すブログ執筆など、
何の制限もないから気楽なものだ。
もっとも、広告屋の後半は営業兼コピーライトも考案していた。


結局、20年以上、広告に関わったから『場数の大事さ』がわかる。


スポーツ選手で『トップクラス』『メジャーレベル』『賞金王』の人は、
例外なく『桁違いの練習量』をこなしている。
桁違いの練習量をこなして試合に挑むから『勝つ』のだ。
韓国でプロを目指している高校生は『1日、1,000球を打つ』というから驚く。


今、韓国にはゴルフ専門の公立高等学校まであるのだ。


驚異的な数をこなす練習を重ねているから韓国勢が強いのも納得できる。
イチロー古閑美保、イ・ボミ・・・みんな『練習量』が桁違い。
そして勝ち続けるから『高価なインセンティブ』も入る。


古閑美保インセンティブには笑った。


彼女は、中学時代に、こんなインセンティブを設定していた。
『自分はスポーツマンだから、スポーツカーに乗りたい!』。
普通の中学生だったら『16歳で原付に乗りたい』だろうが、
彼女は、原付を飛び越して『メルセデスベンツのSLタイプ』を、
現金で購入するに至った。


凡人が『勝つ』のは『自分に勝つ』でも十分だ。


私自身、タクシーの仕事は2年程度で辞めるつもりだった。
だが、気がつけば8年目に入っている。
日々の平均乗務時間は10時間だ。


航空機のパイロットの飛行時間のような算出をしてみる。


10時間×23日=230時間/月
230時間×12か月=2,760時間/年間
2,760時間×8年間=22,080/通算乗務時間
ここに実車率45%を掛けると9,936時間/営業(実車)乗務時間


ざっと、通算1万時間、お客さまを乗せて走っている。


ここまできたら飛行機の教官機長クラスのベテランに近づく。
まぁ、一生、タクシー乗務員を続ける気はないから、
来年は、運行管理者の資格試験に挑戦してみようと準備をしている。
すでに、運行管理補助者(点呼業務)ができる資格は、
基礎講習の修了試験で合格しているから、
今のうちに『上の資格』を取得しておくのも、
何かの時に『つぶしがきく』と考えている。


乗務経験がないと、乗務員は管理者の言うことなど聞かない。


言いかえれば、乗務員の気持ちがわからないと、
運行管理者など務まらないのである。
さらに、重大事故が起きれば当事者とともに、
運行管理者が警察や運輸局に引っ張られる。


重大事故が起きないように注意喚起するのも管理者の仕事だ。


今、自分の仕事でいろいろ悩みを抱えている人は多いと思う。
電通過労自殺などは論外で、
自分の時間や食事より仕事が優先されるようなブラック企業ならともかく、
常識的な休日日数や休息時間が確保できて、
過度に仕事の比重が高くないのであれば、
今の仕事を続けて『スキルアップ』を図るのもいいと思う。


極論すれば『続けていく=場数を増やす』だけでもスキルアップになる。


場数を積めば『対処法の引き出しが増える』のだ。
また、今は派遣や契約社員の非正規雇用だったり、
契約打ち切りで無職状態の人も、
気楽な気持ちでハローワークに行って見ると、
案外、自分の知らない世界があって、
思った以上に働き口があることに気づくかも知れない。


自由な身の人は、過去にこだわらないのも大事だ。


特に35歳くらいまでの人は、
多くの会社が未経験を受け入れている。
そこから『場数を増やす』のも選択肢のひとつだろう。
20年以上、広告屋に携わって、
40歳を過ぎてからタクシー屋に転向した私が、
それなりに場数を踏んでこられたのは『好奇心』でもある。


考え方、気持ちの持ちようだ。


今までやってきたことも『場数』だし、
これからやっていくことも『場数』である。
小さくまとまっていないで、
気楽な気持ちと好奇心を持ちながら、
場数を増やすのは『いい人生』を送る上で、
とても大事なことだと思う。


若いうちは小賢しい戦略など考えず、まずは『数をこなすこと』だ。


ほんまかいな・・・


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