●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●「情報時代」から「知識時代」に変化している。

新聞を『読もうが読むまいか、どちらでもいい』とは思う。読まない派の人は『情報収集ならネットニュースで十分』という。中には『ネットニュースならタダなのに、新聞に年間4万円近くも払うのはもったいない』とか『広告が多すぎ!』という意見もあった。だが、逆に年間4万円前後で、使い方次第では『知識』や『生きる知恵』が手に入るのだから、私は『高い買い物』とは思わない。ここで『情報』というものを『どう捉えているか』を逆に提起してみたい。



【写真:しつこい北朝鮮関連の記事を、あなたはどう感じるか?】


昨日の記事に逆行するが結論を言えば、
あなたが『事情通』になりたいなら、
新聞も読んだ方がいいと思う。
情報源は、いくつあってもいいのではないだろうか。


脱退したネイチャークラブNPOの首謀者が・・・。


facebookをやらないのは勝手だが情報が入りませんよ』とか言っていた。
じゃあ『あんたが言う「情報」って何よ』と言ったところで、
せいぜい『こんなことをやります』『あんなことをしました』という『しらせ』。
私にとって、そんなもの『情報』にも値しない。


情報のことを広辞苑では、


1、あることがらについてのしらせ
2、判断を下したり行動を起こしたりするために、
  必要な、種々の媒体を介しての知識


と2種解説されている。


大方の人にとって情報とは『ことがらのしらせ』レベルなのだろう。


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◆新聞を読みこむのは、案外難しいものだ
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集中して、真剣に新聞を読みこんだことがあるだろうか。


正直言って、疲れる。
最初から最後まで一字一句読みこんだら、
3〜4時間はゆうにかかってしまう。


それほど、情報量が多いのだ。


ときどき、集中して読み込みをするが、
『果たして、こんなに面倒くさいことをやっている人がどれだけいるのか』と、
思ってしまう。


だが、社会人なら『新聞くらい、読んだ方が知識の引き出しが増える』と思う。


新聞を読まない派の人は『ネットニュースで十分』という。
だが、それは『新聞をペラペラとめくっている』のと大差ないんじゃないか。
ぺらぺらめくりなら『ことがらを知っている』程度で終わってしまう。
私は、新聞にしろ、ネットニュースにしろ、週刊誌にしろ・・・。


『自分の知識として身についてくるのか』が大事だと思っている。


どの新聞にも1面の下の方に、
朝日新聞でいうところの天声人語のようなコラムがある。
中身はともあれ、この欄を『書き写す』だけでも、
自分の知識として身につく。
ネットニュースで『書き写す価値を感じる記事』は少ないし、
やろうとも思わない。


プリントアウトして、はい、おしまい・・・だ。


日本語を勉強している外国人で、
毎日、朝日新聞天声人語を書き写している人が何人もいた。
まぁ、日本語習得法のひとつに過ぎないだろうが、
本人たちに聞くと『効果あり』という回答だった。


また『社説』は『新聞社の姿勢』を見抜くのに大事なコラムだ。


どんな新聞もバイアス(偏見・偏向)がかかっている。
右派ウケ、左派ウケ、リベラルウケ、それぞれの『属性』に応じ、
気に入られるような記事の書き方をしている。
その姿勢を見抜くのは『社説』を読み解くのが早道だと思う。
そして『外電』は『どの通信社の発信か』も、
右派、中立、左派を読み解くカギになる。


新聞も、使い方次第だ。


国際的に見れば『どの国のニュースにも国籍がある』。
日本は日本の姿勢を示すし、
アメリカはアメリカの方針を出すし、
北朝鮮北朝鮮の方向性を示している。


ひとつの事柄も『所変われば品変わる』である。


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◆要は、バランス感覚だ。
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ネットニュースだろうが、
紙の新聞だろうが、
情報に対する『バランス』の方が大事だ。


・ことがらのしらせを知るだけでいいのか
・行動のための判断材料としても活用するのか
・自分の『知識』として身につけるのか


私の周囲では『新聞を読む人の方が話題が豊富』だ。


新聞もネットニュースも『出所』は同じだから、
ただの『おしらせ』を『知っている』程度なら、
どっちでもいいと考えている。
さらに、新聞をはじめ報道の制作能力が著しく低下している。


極論したら、テレビのニュースで『ヘッドライン』を知っているだけでも十分だ。


だが、気をつけないといけないのは、
新聞を含めた『どのメディア』も、
『バイアス(偏見・偏向)』がかかっている。


『この報道は、何を意図しているのか?』まで深読みした方がいい。


・正面から読む
・斜めから読む
・裏側から読む


これくらいしないと、大本営発表に振り回されてしまう。


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◆しつこい報道には注意が必要だ
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新聞紙上で『北朝鮮』の3文字が載らない日はない。


さらに、テレビのニュースや情報番組で、
北朝鮮のミサイル実験や金正恩、米空母の訓練映像などを、
何回も何回も見せつけられて『脳みそに刷り込み』が入る。


加えて、新聞やネットニュースでも『文字』で飛び込んでくる。


こういうのが続くと『軽いパニック状態』が続くのだ。
カンタンに言うと『軽い洗脳状態』になっている。
私は、情報番組を見ながら新聞にも目を通し、
耳では『南北朝鮮の双方の宣伝放送』も聴いている。


総合的に判断すれば『大して慌てる必要なし』だ。


アベノミクスも八方塞がりになり、
北朝鮮を『出汁(だし)』に使って、
軍需産業の活況化』を容認させるのが狙いだ。


安倍首相も、かなりエスカレートしている。


仰天なのは『北がサリンをミサイルに搭載して我が国に着弾したら』とかいう。
まぁ、可能性云々は『なきにしもあらず』だろうが、
どうも、最近は『核に加えて化学兵器に関する言及が急増している』。
その上『外務省が韓国渡航に関する注意事項』まで言い出した。
国民に少しの恐怖を与えて、軽いパニックを起こさせている。


大衆操作の典型例だ。


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◆最終的には『自分の頭で考えて行動を判断すること』だ。
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いざ!というとき、国の発表なんぞアテにならない。


今は『経済の回復』を『国民と約束した』から、
とにかく、軍需産業だろうが『死の商人』を使おうが、
何となく『活況』を『演出』しなければならない。


しつこい北朝鮮関連報道は『アベノミクスの舞台装置』が私の持論だ。


・物流の人手不足
北朝鮮問題
・震災復興


とっかえ、ひっかえ、政府も必死である。


原発の問題も、ときどき新聞に載る。
何がどうなっているのか『よくわからなかった』ので、
いろいろ調べてみたら・・・。


1、原子力を使って
2、水蒸気を発生させて、
3、タービンを回して発電する


こういう仕組みだった。


21世紀になっても、やっていることは19世紀と理屈が同じで、
たかがタービンを回すのに『こんな厄介で危ないものを使っていたのか』と、
少しびっくりした。


少し前だが・・・


橋下徹大阪府知事大阪市長を歴任して政界から身を引いた。
彼は『既成の政治家ではだめだ!』とかいって、
大阪都構想なんかを打ち出したが『反対多数』で否決された。


結果、騒々しいだけで、何も変わらなかった。


実際のところ『変わらなかった』より『変えられなかった』が図星だ。
今の、日本の政治は『そういう状況』になっている。
北朝鮮を出汁に使ってまで軍需産業を活況化させないと、
経済が回らない・・・。


何とも、不健全な経済状態なのだなぁ・・・が『情報』から得た感想である。


私が学生の頃『これからは情報化時代』といわれ、
社会人になったら『情報社会』から『マルチメディア時代』になった。
だが、媒体の種類が増えただけで『ことがらのしらせ』から抜け出ていない。


だが、大事なのは『しらせ』を『知識』、
そして『生きる知恵』に変えるスキルじゃないだろうか。
こうやって考えれば『新聞だろうがネットニュース』だろうが、
どっちでもいいと思うように感じる。


いかがだろうか。


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▼ちきりんの日記▼
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/
★なかなか、鋭い視点で、勉強になるよ★
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 あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
 『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
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