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道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●新聞を「斜」に構えて読むと・・・。

中国国際航空が『北京⇔平壌便』を一時的に停止を発表した。まぁ、今日のエントリーは平壌便の話ではなく、中国が北朝鮮への『制裁』を具体化を進めたことで『新聞での北絡みの記事が少しトーンダウンしている』ことをもとに、新聞批評をしてみる。



【写真:時事ネタの記事は『政府発表記事』のみ、力が入っている】


すでに政府や行政の『お墨付き』だけ『多くの紙面を割く』には呆れる。


少し前だが『文科省天下り』など、
各紙とも『同じ関連記事を2〜3面も割く』からびっくりする。
それが落ち着いたら『東芝』で、その次には『森友学園』だ。


そして、今は『北朝鮮一色』である。


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◆新聞が公式発表の紙面しかしないなら、政府・行政の広報下請けだ。
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普通の人より朝鮮半島情勢を知っているだけに、
『今の北朝鮮はどうなるの』『日本は大丈夫?』とか聞かれる。


新聞も、ネットニュースも、テレビも『政府の御用報道』だ。


執拗に北朝鮮情勢を報道するには理由がある。
少し前、森友学園が取り沙汰されたとき、
安倍首相は『自分たちが関与していたら議員も総理も辞める』と言った。
さらに、森友学園の籠池元理事長を『証人喚問』に引っ張り出し、
実質的に『国会が籠池氏に振り回されて機能停止』した。


いいタイミングで、北朝鮮が派手なことをやってくれている!。


今ここで、北朝鮮へ矛先を向けないと、
安倍首相のお転婆夫人が『証人喚問に引きずり出される』。
こうなると、安倍首相の政治家人生もおしまいだ。
つまり、北朝鮮の派手なイベントや打ち上げ花火で関心を逸らせる。


安倍首相にとっては『北朝鮮さまさま』だ。


その証拠に首相が『北はサリンをミサイルにくっつけて、
我が国に着弾させるだけの能力を持っている可能性がある』と公言した。


飲んでいたコーヒーを吹き出してしまった。


北がミサイルに化学兵器を搭載できることは十分に考えられるが、
一国の首相が『えらいテキトーな憶測を全国に発表するなぁ』と呆れた。
そこに加えて、小野寺元防衛大臣を『昼下がりの奥さま番組』に出演させ、
『どうにでも解釈できるようなこと』を語っていた。


国民が、軽いパニックや、北へのアレルギー、恐怖心が高まっている。


その火消しに元防衛大臣が出てきて、
『政府は万全の対策をしている』みたいなことを言う。
本来なら『現職の稲田朋美防衛大臣』が出てきてもおかしくないのだが、
なぜか、元防衛相がテレビでしゃべっている。
それも、フジテレビ系だから『シナリオどおりやな』とわかる。
本当に『北への先制攻撃作戦』が進んでいるのなら、
稲田泣き虫大臣では務まらない。


泣き虫が防衛相である以上『北への攻撃は秒読み』などハッタリだ。


北が『瀬戸際外交』を展開するのは『毎度のこと』だ。
そこに、新米大統領のトランプがパフォーマンスで、
『あらゆるオプションがある』とか言い出して、
今度はアメリカが『瀬戸際外交』になっている。


こうなりゃ、北の思うツボにはまってしまう。


米空母艦隊が朝鮮半島に集結して北へのけん制とか言っているが、
北のみならず『中国へのけん制でもある』のは、
ちょっと考えたら誰でもわかることだ。


中国が北への姿勢を強めたのをアメリカが評価して新聞がトーンダウンした。


話しを戻すが、文科省天下りは『大いに批判に値する』。
だが、こんなもの『日頃の取材』で『十分にわかるじゃないか』。
しかし、『日頃の取材では、天下りを暴けなかった何かがある』。
公式発表が出た途端『待ってました!それいけ!』と言わんばかりの、
暴露記事のオンパレードである。


結局のところ、今の新聞は『政府・行政の広報活動の下請け』でしかない。


まぁ、下請けは下請けなりに頑張っているし、
時事ネタ以外の『暮らし』や『文化』などの記事は、
やはり、おカネを払って購買している、
新聞ならではのおもしろさの発見がある。


新聞社に期待するのは・・・。


もうちょっと、粘りのある記事、独自性のある記事を復活してほしい。
また『ひとつのニュースに固執する傾向』も『どうにかならないか』。
韓国の朴槿惠前大統領の逮捕劇など『個人のブログ』じゃあるまいし、
少し固執し過ぎの感が否めない。


こんな感じで『斜に構えて読めば、新聞も「娯楽」になる』のかも。


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▼ちきりんの日記▼
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