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●マーケティングを知れば、自分を高められる。

マーケティングを、広告・宣伝・販促活動や、市場調査や販売活動のことと思っている人が多い。もちろん、間違ってはいないが『これらの活動は、マーケティング活動のごく一部』なのである。



【写真:調査ごときで商品が売れれば、苦労はしない】


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マーケティングは『事業活動そのもの』である。
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マーケティングをひとことで言えば。


営利か、非営利かを問わず、
顧客の価値と満足を理解し、創造し、
伝えて、提供すること、である。


ここまで言えば『事業活動そのもの』がわかっていただけると思う。


企業の立場で言えば、
顧客を満足させて、
利益を得ること、となる。


私は『マーケティング > マネジメント』の比重で考えている。


この比重は『事業活動』があってこそ、
はじめてマネジメントが発生するものであり、
マネジメントが先行して、
事業活動が起こる例は少ないと考えている。


もちろん『市場調査』はマーケティングでは重要な位置にある。


想定した顧客に潜む欲求や願望を察知して、
それを満たすモノやサービスを提供する。
さらに『需要が顕在化する方法』を考えて、
顧客に知らせて販売する。


販売して終わりではない。


顧客の満足を『最大化』できるような努力をして、
顧客との信頼関係を強化して、
継続的に自社を利用してもらうプロセスまで含むのが、
私が思うマーケティングだ。


営利団体非営利団体か、などの区別はない。


潜在顧客に『何が欲しいか』という『答え』を聞いて、
製品を作って売れた時代は『市場調査』が幅を効かした。
言葉は悪いかも知れないが商品リリースは『答え合わせ』でもあった。


製品が市場に出てから、不具合を直して完成品を作る・・・。


まぁ、20世紀までは『答え合わせ』をしながら、
未完成品をリリースして完成品を作るのもよかっただろう。
いまだに『モノづくり』なんて発想は、
製品を作っている感覚で『顧客の視点』に立っていない。


顧客視点の完成品なら、堂々と『商品作り』と言えばいいのだ。


21世紀に入って久しい。
もう、ほとんどの需要は満たされ、
あんまり自分の欲求や願望を口にすることがない。
モノは飽和状態になり『モノサービス』は『日用品化』し、
そこに加えて海外製の安い商品が流入しているから、
いくら総理大臣が『デフレ脱却』を声高に叫んでも、
値上げする理由がほとんど見つからない。


ああだ、こうだと理由を付けて原料価格をつり上げるくらいしかないのだ。


もう、すでにモノサービスの価値はコモディティ化し、
付加価値(粗利)を稼ぐには『人サービス』に重点を置くか、
モノサービスだと薄利多売でいくか、希少性でいくか、
そんな程度しか思いつかないのである。


そんな時代だからこそ『人サービス』の質を上げよう。


もう、お客さんに答えを聞いて、
答え合わせの商品では限界点に来ている。
大企業病のひとつに『膨大なコスト』をかけての調査がある。
調査結果から決断して、行動を起こすという理由づけをするのは、
何かのときに『責任の回避』に『利用されている』。
こんなことを繰り返していては、ダメ会社になる。


また、営利団体以上に、非営利団体マーケティングが重要課題だ。


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◆他業種のマーケティング担当になってみよう(訓練設問)
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あなたは、タクシー会社のマーケティング担当者です。


従来、流し営業専門でやってきたのですが、
近い将来ライドシェアが認可され、
そこに加えてAIによる自動運転も可能になるかも知れません。


そこで、地域密着型の営業スタイルを取り入れることになりました。


手始めに、ソフトウエア開発会社と共同で、
スマホの位置情報からお迎え先までの自動配車システムも完成しました。
もちろん、電話をいただいて、手動での配車もできるようになっています。


・どうやって、新規のお客さまを開拓しましょうか?
・対応する乗務員への接遇教育はどうしましょうか?
・これから減少する乗務員の確保はどうしましょうか?
・想定される苦情、トラブルはどんなものがあるでしょうか?


いかがでしょう。企業活動そのものと言えないでしょうか。


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▼ちきりんの日記▼
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/
★なかなか、鋭い視点で、勉強になるよ★
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※知的刺激の材料として活用いただくために、
 あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
 『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
 発想や気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。
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