●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●モランボン楽団。

韓国の新大統領が『文在寅ムン・ジェイン)氏』に決まった。これから、どんな風に変わるのか興味深々だ。日本で報道されているような南北問題より『韓国経済再建』が重要視されている。まぁ、韓国新体制については、しばらく様子を見て別の機会に書いてみたい。今は、南北の小競り合いもなく、できれば平和な朝鮮半島であってほしいと願うばかりだ。そこで、今日は『モランボン楽団』から、国際問題について触れてみたい。



【写真:韓国の新大統領『文在寅ムン・ジェイン)氏』(AP)】


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モランボン楽団の女性も『軍人』。
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▲北のモランボン楽団はエリートの美人揃いだが・・・。


びっくりするかも知れないが『彼女らは将校や士官』である。


軍人だから、当たり前だが『軍事教練』も踏んできている。
もちろん、国を代表する楽団員に抜擢されている凄腕揃いだから、
エリート中のエリートである。


まぁ、有事に武器を担いで前線に出ることはないだろうが。


さて、モランボン楽団が使っている楽器は、
RolandYAMAHAなどの『一流品』ばかり。
さらに、演奏も歌唱力も『一流』だ。


彼女らは『西側の曲』も巧みにこなす。


https://www.youtube.com/watch?v=O1Kqd0JXgAU
モランボン楽団の『ディズニーメドレー』。


2008年にNYフィルが平壌米朝両国の『国歌』を演奏したことがある。


北の人は、アメリカ国歌が演奏されているときも、
きちんと起立して演奏を聴いていた。
あれだけ北のメディアで『アメリカ帝国主義』と、
さんざんこきおろしても相手国の国旗や国歌には敬意を表す。
韓国の一部の過激な反日集団が日の丸を燃やすのとは、
すごく対照的に感じるし国際感覚では韓国より北の方が上手だ。


北は統制されて不自由だろうが『今は本筋を通している』。


こういう映像を見たり聞いたりすると、
一連の日本国内の『北朝鮮関連報道』は『やり過ぎ感』を覚える。
先日も、北がミサイルを打った際に、
東京メトロがストップしたのも『やり過ぎ』だ。


地下鉄が止まるのに『Jアラートは機能したのか?』。


韓国メディアでも、
東京メトロが止まったのには『驚愕』したと伝えられている。
また、ソウルの市民は『何かの防衛訓練ですか』と、
まるで他人事だ。


日本のメディアは、ちょっと操作し過ぎだ。


昨日も、安倍首相が『読売新聞を読め』と言って物議を醸し、
議長から『注意勧告』を受けるくらいだから、
メディアが政治利用され『何かのために民意を得ようと操作している』。


 1、自国経済のために、米日が『北を挑発』する
 2、北が挑発に応えて打ち上げ花火や仕掛け花火を行う
 3、さらに『北を挑発する』
 4、米日は『合同軍事行動』を『合法化』したい
 5、ネックは『日本の憲法
 6、憲法改定の大義に『北』を出汁に利用
 7、北の脅威を誇張すれば『大義』も『民意』も得られる
 8、首相の考えを、購読数トップの右派系新聞に書く
 9、国会で『その新聞を読め』といい議長から注意勧告を受けるが折り込み済み
10、多くの民意が得られれば、勢いで憲法を改訂して自国経済活性につなげたい


メディアが政治を監視したりジャッジする役割が破綻している。


憲法も、時代に合わない面も出ているのは確か。
また、防衛に関しても、少し稚拙な内容かも知れない。
もう少し『普通の国』になるように『どうにかしたい』のが、
現政権の思うところなのだというのは理解できるのだが。
国内政治がうまくいかないと『敵性国に目を向けさせる』のは、
どの国も同じである。


それにしても、メディア側もしっかりできんのか・・・と思う。


話しを北朝鮮に戻そう。
北がいろいろ挑発しているように報道されるが、
挑発行動は、アメリカ、韓国、日本、北朝鮮、中国、ロシアと、
関係国全てが『何かの意図』をもってやっている。


本質は『自国経済』が目的だ。


北に経済制裁を加えた方が『自国経済が潤う』から、
米韓日は『こぞって北を挑発する』のだ。
また、北は北で『帝国主義者と傀儡集団の挑発への自衛』が大義である。


全てが事実だ。


国際問題を見るときに大事なことは、
多角的な視点だ。


1、本質は何か
2、事実は何か
3、真実は何か


結論を言うと『真実はない』と思う。


それぞれの立場の事実が複雑に組み合わさって今がある。
各国のニュースには『国籍』がある。
真実があるとすれば『戦争がなくみんなが平和で楽しい暮らし』だ。
ここに到達するには『もう少し国際情勢に強くなる必要がある』。
国際情勢に弱いから『北朝鮮を脅威に感じるだけ』だ。


北朝鮮は、きちんと一線を引いている。


北のメディアは『米帝国主義』だの『南チョソン傀儡集団』と、
さんざん、こきおろしているが、日本が北を刺激していないときは、
『日本軍国主義者』の一文を除外しているし、
チョソン傀儡云々といいながらも、
韓国にある団体の固有名詞に『韓国〇〇云々』とあれば、
固有名詞は『そのままの名称で報道に乗せている』。
語気は強いが、その裏側には『融和を求める姿勢』が見え隠れするのだ。


中国が北朝鮮からの石炭輸入をストップしたのが強調されるが。


石炭運搬船が動いていないだけで、
他の物流に関する貨物輸送は『平常どおり』だ。
確かに、中国が禁輸を解かないのは北にとっては損失だが、
日本の報道が『大そうに伝えるほど北はダメージを受けていない』。
とにかく、北が『アジアの火薬庫』でない方がいいし、
極東アジアの平和と緊張緩和に韓国新大統領が真価を発揮してほしい。


まぁ、私が『平和や安定』を言える立場ではないが・・・。


あれだけ、ネイチャークラブNPOをこきおろしても、
所詮は『ブログのネタ』で『便所の落書き』『犬の遠吠え』だ。
そんなことは重々承知で書いている。


国際問題も、次元は違うが『似たようなもの』だ。


このブログは不特定多数の人も見ているが、
基本路線は『知っている人が読むことを前提』にしている。
公開ブログだから『通りすがりの人』もいる。
だが、会ったこともない人が『何をどう思う』など、
私にとっては『どうでもいい』のである。


先日も書いたが『このブログは私のプロパガンダ』である。


そういう身近な小競り合いを実例に出し、
北朝鮮関連報道の『本質』を見抜き、
何が事実で、何が真実なのかを考えるきっかけになれば嬉しいのだ。


それにしても、モランボン楽団。


政治が一段落して、
一部の制裁も解除されたら、
ぜひ、日本でも公演してほしいと思う。
在日韓国・朝鮮人が多い大阪で公演があれば、
ぜひ見て歌声を聴きたい。
やはり、社会主義国の芸術のレベル高さは一度見てみたい。


音楽は、思想、政治、国境をも超える。


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