北が３週連続でミサイルを発射したと、ニュース番組は同じことばかり言っている。まぁ、日米韓からしたら『重大な挑発行為』に違いはないが、北の主張は一貫して『短距離弾道ロケットの発射実験』である。何度も書くが、北の狙いは韓国の頭越しに米朝二国間での『平和協定締結』しかない。
【写真：とにかく、報道も大げさだ】
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◆よくわからない、安倍首相の『厳重抗議』。
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こんな記事が載っていた。
安倍首相は『断じて許すことができない』とし、
さらに『北朝鮮に厳重に抗議した』と記者団に語っている。
記者も、それ以上のツッコミもなく記事にしておしまい。
国交のない北朝鮮の『どこ』に『抗議』したのだろう・・・。
国交がないから大使館はない。
大使館がないから大使はいない。
大使館があれば大使を呼び出して厳重抗議もするだろうが、
抗議の窓口が『はっきりしない』のにどこに抗議したのか？。
朝鮮総連の偉い人に電話でもしたのだろうか。
さっぱりわからん。
交渉窓口がない以上、
厳重抗議といっても『Radio Japanで非難した』のを抗議というのだろうか。
北の対日放送からの印象は『短距離弾道ロケットの発射実験』にとどまる。
まぁ、アメリカ帝国主義者、南チョソン傀儡抵抗軍と、
いつもの名調子で米韓を非難しているが。
さらに、仰天したのは・・・。
東北のどこかの学校がミサイルが飛んだときを想定した、
学童の避難訓練をしているニュースだ。
北もアメリカも『宣戦布告』などしていない。
ミサイルが飛んで着弾の懸念があれば、
もはや『戦争状態』である。
災害の避難訓練とは、緊迫感が異なる。
双方が宣戦布告していない以上、
誤爆は別として『日本にミサイルが着弾することはない』。
ゲリラ的活動のISとは異なり、
北朝鮮は、一応『国家』としての体裁を保っている。
国際的に国家としての体裁を保っている以上、
暴発する前には必ずどちらかが『宣戦布告』をする。
宣戦布告は国際法で決まっている。
戦争は、究極の『外交手段』だと何回も書いた。
外交交渉も何も行われておらず、
最後通告もなく、さらに言えば最後通告の後に、
最後の本格的な和平に向けた外交交渉が行われるのがスジだ
それが『決裂』したら北朝鮮の代表団は国連からも引き揚げる。
何も行われていない以上『北は通常の軍事実験』という大義名分を通す。
もっといえば。
６月に計画されている米韓の大規模演習に向けた抵抗だろう。
そこで、北が『虎の尾』を踏めばアメリカは軍事行動に出るだろうが、
今のところ『双方がけん制しているに過ぎない』。
もちろん、北朝鮮を楽観視はしていない。
スカッドミサイルが発射され、
４００ｋｍ飛んで『７ｍの誤差』と北朝鮮が発表した。
従来だったら『うそつけ！』とツッコミを入れるところだが、
GPS搭載＆４枚の羽根で『目標到達』へ『飛行しながら修正できる精度』だ。
７ｍの誤差というのは、あなどれないし信ぴょう性が高い。
その上、北のミサイルは『輸出商品』でもあり、
まぁ、いえば『納品前の検査』も兼ねた発射実験の要素もある。
だが、日本の報道は、度が過ぎている。
まぁ、安倍首相の『学園疑惑』が出るたび、
うまい具合に、北が『打ち上げロケット花火』を放つ。
北が花火を打ち上げれば『重大な挑発行為、厳重抗議』で、
学園疑惑が埋もれて『安倍首相にすれば、ええ塩梅に・・・』となる。
泣き虫大臣の稲田朋美が防衛大臣のうちは、大したことは起きない。
もう、毎日毎日『これがテレビの成れの果てか』と、
ほとほと呆れながら『ミサイルのフラッシュバック』を見せつけられ、
かなりうんざりしている。
まぁ、安保利益や安保権益、安保利権が動いているのだろう。
あほらし・・・。
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▼ちきりんの日記▼
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