他人の手柄を横取りする・・・程度にもよるが『横領行為』である。例えば、無線配車があるタクシー。会社の配車指示を受けてお客さまを迎えに行く。ご乗車後に『乗務員が個人のケータイ番号を書いた名刺を乗客に渡して「自分の顧客に取り込んでしまう」』。会社の指示でお迎えに行く以上は『会社の顧客』であり、こっそり自分の顧客に取り込むのは『横取り』である。会社は顧客開拓に営業費をかけている。乗務員は何の努力もせずに上客だけを取り込んだら売上が組み立てやすい。だが、そういう行為がバレたら『背任行為』で厳しい社内処分があり、当該乗務員は『期限付き、無線配車停止処分』を食らう。さらに、勝手なダンピングなども加われば『差額を追徴される』こともある。
【写真：横領や背任をやっちゃあ、だめだこりゃ・・・である】
※出典：イザワオフィス／ドリフの大爆笑のワンシーンより
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◆世の中、タダのモノはない。
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仕事場では水の一滴、紙の一枚もタダのものはない。
身近な例だが『ボールペン』。
外回りの営業マンが、会社から支給されたボールペンを、
社外に持ち出すのは、業務上必要な行為なので認められる。
だが、私用で使うとなれば、本来は『自分のペン』を使うべきだ。
そういう、線引きを自分の中できちんとやることこそが・・・。
いわゆる『襟を正す』ということだと思っている。
内勤者が、会社支給のペンやクリアファイルを社外に持ち出して、
自分のモノにしてしまうと『横領』になる。
これが、お店の売り物のボールペンを精算せずに、
店外に持ち出すと『万引き』で『窃盗罪』に問われる。
タクシー会社では・・・。
・メーターを入れずに走って、客と取り決めた運賃を受け取る
・メーターを途中で切ったり、客の指値で走る
・営業車のバッテリーを、自家用車にこっそり載せかえる
・会社の顧客を、会社の許可なく自分の顧客に取り込む
・公休日に自家用車で顧客の送迎を請け負い、運賃を受け取る
すべて懲戒処分の対象で、多くが『解雇』の対象。
世の中、タダのものはないし、きちんと線引きするのが社会人だ。
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◆嘘つきは泥棒の始まり、横取りは犯罪の始まり
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手柄の横取りをする人がどの組織にもいる。
本人は悪気はないのだが、案外クセモノ。
最初は『何気なく』なのだが、
結果的に『犯罪行為』に手を染めることも多い。
１、手柄の横取り
↓
２、組織の私物化
↓
３、背任、横領など『カネ』の問題
特に、利害が『あいまい』な非営利組織などは、
知らないうちに『そういうこと』をする人が出てきて、
さらに、主宰者側が手を染めてしまうケースも多々ある。
横取りは、泥棒の始まり、である。
手さぐりで『やり方を模索』している状態で、
誰かが『こうやってみたらどうかな・・・』と一生懸命に、
時間を割いて『自分の任務を全うする』。
そこに、普段は『丸投げの主宰者』が『のこのこ』出てきて、
人集めのイベントなんかを展開する。
そこで『すごいでしょ〜』とか、新参の人に得意げに話す。
自分は何もせずに、他人のふんどしで相撲を取る。
他人の労力を、あたかも自分の実績のような振る舞いをする。
だが、裏には『私利私欲』に満ち溢れて、
他人の実績を『自分の実績』にすり替えてしまう。
いわゆる『泥棒猫』である。
泥棒猫とは『他人の家にこっそり入り込んで、
食べ物を盗み出す猫』をいう。
比喩的に『隠れて悪事を働く者』を泥棒猫と呼ぶ。
私がケツをまくって脱退したネイチャークラブNPOは。
主宰者夫妻が、悪辣極まりない欺瞞に満ちた横取り行為を展開し、
組織の私物化の傾向が見て取れる。
特に、他人の実績を横取りし『組織を私物化』しようとしていた。
憶測だが・・・。
組織を私物化して、
本業への脱税対策で『トンネルNPO』を作り、
重大な犯罪行為に近づく道へ、
大きく舵を切った、そう感じた。
いささか、私情が入り過ぎたが。
どうであれ、他人の手柄の横取りは『横領の始まり』で、
つまるところ『犯罪への門を叩いた』ということである。
他人の手柄を横取りして『あたかも自分が開拓した』と嘘をつく。
嘘つきは泥棒の始まり、だ。
例え、ボールペン１本でも社外に持ち出して着服した時点で横領が成り立つ。
文房具屋さんのボールペンを社外に持ち出したら、
万引き、窃盗罪が成立する。
襟を正して、日々の業務に邁進してください。
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▼ちきりんの日記▼
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/
★なかなか、鋭い視点で、勉強になるよ★
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※知的刺激の材料として活用いただくために、
あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
発想や気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。
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