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●潮目が変わった、ネイチャークラブNPO。

10数年前、私は『異業種交流会』のようなものを主宰していた。目的は種々あったが、参加者を見る眼は、酔っぱらいながらも『けっこう、シビア』に見ていた。『この人は、何の欠乏感があって、ここにきているのだろうか・・・』と。今は、敵対関係にある『葛之屋末兵衛氏』は、交流会の常連で、ほぼ毎回出席だった。彼に、何の欠乏感があったのかは知る由もないが。



【写真:ネイチャークラブNPOは『砂上の楼閣』だ】


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◆潮目が変わった、ネイチャークラブNPO
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私がネイチャークラブNPOをこきおろす目的。


それは『ぶっ壊すこと』だ。
まぁ、暴力的に破壊行為に出るのではなく、
原点に立ち返らせることが大きな目標でもある。


NPO設立時とは明らかに『潮目』が変わった。


設立準備期間から『観察』していたが、
参加者の『ほとんど』が『独身者』の集まりだった。
当時は、主宰者の葛之屋末兵衛氏自身も『独身者』。


独身者の集団は『意思決定』と『行動力』がある。


私ら、所帯持ちは、意思決定こそ可能だが、
家庭の行事や公休日とのやりくりもあり、
独身の人ほどは『身軽』ではない。
加えて、腰痛や頸椎狭窄症などの持病もあり、
フィールドに出ることはなかった。


少し、羨ましい面があったのは確かだ。


その後、主宰者が結婚して『微妙な変化』を感じ始めた。
これは、私のみならず『脱退者』と『予備軍』の意見を聞くと、
おしなべて『夫人の影響力』が徐々に出始め、
いろいろ『不満が噴出し始めた』のである。
そういう『不満』が私の耳に入ってくるのも、
いかに『組織の体をなしていないか』の証しだ。


さらに、夫婦の会話が『組織の決定事項』になる。


設立準備時期から参画している会員から見れば、
夫人が『急に出てきた』ことに加え、
他の会員が築いてきた実績の横取りも目立つに至る。
他人の手柄を、自分の実績のように言うから始末が悪い。


結果的に、既存会員は『振り回される』のである。


・設立時:独身者中心
・3期目:親子連れ中心


ここに、夫人がいきりたって仕切り出すと、
既存会員は、当然ながらおもしろくないばかりか、
腹が立ってくるのは火を見るより明らかである。


潮目が変わるのは・・・。


暖流から、寒流にぶつかり、
潮目が変わるのは『組織が成長するか衰退するか』の『進級試験』だ。
ここで、いちいち『文句を言う人はいらない』と切り捨てていたら、
その組織が大きく発展することは不可能に近い。
やっていることは『北朝鮮の独裁政治』と変わらない。


これも、織り込み済みで観察していたのだが。


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◆基礎が軟らかいと『うわもの』は簡単に崩れる。
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さて、集まった人は『何の欠乏感』があったのだろう。


まぁ、何か、社会の役に立ちたいという中で、
『これ』といった『具体的なテーマ』を模索するうち、
ネイチャークラブの設立やNPO法人化などを聞きつけ、
多くの人が集まったのだろう。


欠乏感がある人が集まり『類は友を呼ぶ』のたとえどおりの展開だ。


とはいえ、人が集まれば、いろんな知恵が出る。
ときどき記事に書くが『知識』を持つ人が集まらないと、
知恵は出ない。


知恵は、知識のストックがないと生まれない。


知恵が出るのも組織だが、
複数の人間が違った価値観で集まるのだから、
不満や文句が出るのは当然の成り行きだ。


そこを『切り捨て』ていたら『イエスマン』しか残らない。


会社でも、社長が独善的で、
周囲にイエスマンを並べていたら、
苦言を呈する社員もいなく『みんな委縮して闊達な意見』も出ない。
いざ、屋台骨が揺らいだ時には、
時すでに、遅し。


民事再生か、特別清算か、はたまた自己破産か・・・だ。


テーマや目的は『ご立派』なのだが、
『これこれ、こういうことをやりたい』と発言したら、
『言いだしっぺがリーダーになって自由にやってくれ』ときた。
さらに『そのフィールドは用意されている』という。


フィールドとて、無償貸与されている『他人の土地』ではないか?。


年会費を徴収してはいるものの『事業売上』はほとんどない。
だが、売り上げがあろうがなかろうが、
会員から徴収する会費の一部を地主に払ってこそ、
『自由にやってくれ』と胸を張って言えるのではないか。
地主から借りたものも返さず『何が、自由にやれ』だ。


人をバカにするのも、ええ加減にせぇ!という話だ。


主宰者が『あれこれ』『あちこち』に手を広げ、
いつも言う『中小企業と屏風は広げ過ぎたら倒れる』のとおり、
会員の大半が、NPOと距離を置き始めた。


人心離れが起きた。


脱退者の中から興味深い話を聞いた。
『末兵衛さんから紹介される人の多くが、
積極的に仲良くなりたくはない人種』だったという。
悲しいことに、有機野菜の協力者だった青年が、
何が原因か知らないが『夢を追えなくなりました』と『自ら命を絶った』。


組織とは、人の寄せ集めではない。


今のネイチャークラブNPOは、
大東亜戦争末期の『臨時召集令状』で、
強制的に集められた『にわか兵隊』と変わらない。
こんな軍隊で『何ができる』のだろうか。


何も知らずに入ってきた会員さんは『本当に気の毒』だ。


冒頭にも書いたが『こきおろし記事の目的』は、
このクソNPOを『ぶっ壊す』ことにある。
とにかく『壊滅的打撃』を与えるには、
より一層の『人心離れ』を起こさせて『四面楚歌』にする必要があるのだ。


そして、原点に立ち返って『夫婦で再建する』のが必須である。


理念だの、目的だの『能書き』はご立派だが、
基礎が『ぐらぐら』である。
組織にとって『人心離れ』は『屋台骨』も揺るがせる。


『砂上の楼閣』としか言いようがない。


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◆メディアに踊らされてはいけない。
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葛之屋末兵衛氏は『DASH村』なんぞからヒントを得た。


いつも書いているが『スポンサーが喜ぶ作り込み番組』である。
言ってみれば『24時間テレビ』と同様で、
世論や民意を作りだす『策略的な番組』だ。


私は『耕作放棄地』が『どれほどの問題なのか』を疑問に思っていた。


耕作放棄地は『国際政治』も背景にあり、
そもそもは『減反政策』から始まっている。
減反して収入が減る分『国から補助』を受けて、
農家は甘い汁を吸いながら『選挙協力』もしてきた。


いわゆる、票田である。


今や、減反の補助など僅かになったが、
それでも、耕作放棄地を持っている地主は、
固定資産税など『税制面』でも、まだまだ『優遇』されている。


一体、何が問題だというのだ?。


食糧自給率も『問題だ、問題だ!』とメディアは騒ぐが、
それでも、日本に住む人が『飢えに苦しむ姿』はない。
西成のホームレスのおっちゃんも『イイモノ』を食い、
それなりの酒も飲んで楽しく暮らしている。


実際、食糧自体『供給過剰』になっているではないか?。


・これだ、これが正しい⇒どれでもいい
・これが間違っている⇒どれも間違っていない
・ちゃんとしないと⇒テキトーでいい
・嫌われないようにしよう⇒嫌われたって、どうでもいい


まぁ、どれも間違っていない、とは書いたが。


地主に『不義理を重ねて、他人の手柄の横取り』はよろしくない。
せめて、地主には『相互扶助』の姿勢を見せるか、
カネで解決できることはカネで解決しないと、
大人の組織とはいえない。


まぁ、世の中から見て『あってもなくても構わない組織』だが。


相当、努力をして改心しないと、
さらなる人心離れが起きて、
来冬には『崩壊』寸前なのは『火を見るより明らか』だ。


かわいそうに、お気の毒さま・・・としか言いようがない。


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