キモオタの代表格とされる『無線道楽』。よく『フリラとアマチュア無線、どっちがオタクか?』と議論になる。これまでのエントリーを見ていただければ『フリラ』と言いたいところだが、私は『断然、アマチュア無線の方が「オタクだ」』と自信を持っている。それも『フリラは、せいぜいが「沼」』だが、アマチュア無線の場合は『底なし沼』である。掛けるカネも桁が違うし、家族にかける迷惑度合いも『アマチュア無線の方が大きい』。フリラの4種なんて、せいぜい30万円もかければ『ほぼフルセットが揃う』。アマチュア無線に至っては『天井知らず』。高い鉄塔のタワーなんぞを建てて『相続』が発生しようものなら『残された遺族は困り果てる』。フリラで『マウント』を取って『いい気』になっていたとしても『井の中の蛙大海を知らず』である。
【写真:この程度の変態ぶりでオタクなんて言ってたら、世間知らずだ】
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◆アマチュア無線の『オタク雑話』を聞いたら『何のこと』だかわからんぞ。
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私の周囲は『無線マニアのアマチュアオタク』が『わんさか』いる。
はっきり言って、フリラ沼なんて『かわいいもの』だ。
・新技適の市民無線(16万円)
・デジタル簡易無線(10万円)<アンテナ3種込み>
・デジタルコミュニティ無線(3万円)
・特定小電力無線(1万円)
ほれ、フリラなんて、きっちり30万円で収まる。
アマチュア無線なんて、
資格別に操作範囲が異なる上に、
無線機もさることながら、
電波の出入り口であるアンテナ、
上級資格者がこぞって使うkW級のリニアアンプなどを勘定したら、
フリラの10倍、つまり300万円かかっているツワモノなんかザラだ。
私だって、開局して40数年間に、
アマチュア無線関係に掛けたカネは『覚えていない』くらいである、
だいたい、アンテナ工事をするにしても、
アンテナ本体から、ケーブル、回転させるモーター(ローテーター)、
その他の張り綱やら、小物を入れたら30万円は下らない。
無線機が1台15万円くらいとしても複数台揃えるから50万円になる。
これだけでも『80万円』ほどかかっている。
今でこそ『物置小屋にマグネット基台で貼り付けたモービルホイップ』だが、
それでも、アンテナ1本だけで1万円ほどかかる。
さらに、アンテナはバンドごとに必要だから5バンド出るなら5万円。
スケールがフリラとは違うのだ。
私の無線室の壁に貼り付けたアワード(認定証)も、さらに増える。
今年中に『5枚』は増えるよう、
計画運用しているし、すでに『次のアワード申請』も済ませた。
今月末には、また1枚、アワードが壁に貼られる予定である。
天気のいい公休日ですら『部屋にこもって無線三昧』。
これを『オタク』と言わずして『何というのか』聞きたい。
アンテナ調整器(チューナー)にしても、
不具合が出たら『自分で直せるものなら、自分で修理してしまう』。
こういう支援ソフトを駆使して『どこと交信できたか』もつぶさに見ている。
海外にも、似たようなことをしているオタクがいるのだ。
今は『アマチュア無線マニア』の『FT8オタク』である。
無線を知らない人にはピンとこないが『アメリカ』とつながったら、嬉しい。
FT8オタクは、自分の電波が『どこまで飛んでいるか』も気にする。
まぁ、オタクといえばイメージがよろしくないが、
要は『24時間を、いかに有意義に過ごせているか』だ。
さらに『手あたり次第』に、あれこれやるのではなく、
ある程度の方向性を決めて『年月をかけて楽しむ』のである。
私は『フリラ沼』など『まだまだ浅い』と思っている。
やっぱり、海外まで電波を飛ばしてこそ、おもしろいのだ。