●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●愚痴を超え、アマチュア無線の効果的な運用戦略の考察。

アマチュア無線は『娯楽』です。その娯楽に、なぜ『戦略が必要なのか』。こう感じる方も多いと思います。よく『オープンする時間帯に合わせてバンドチェンジする』というお話も耳にします。それはそれで正しいと考えます。娯楽に『正解』というものはないからです。しかし『バンドチェンジ』は『テレビ視聴時のザッピング』のように思いませんか。のべつまくなし、手当たり次第に電波を飛ばしていると『最近、新規の交信が増えないなあ・・・』という愚痴が出てきます。

【写真:私は、あえてアメリカ方面が開かない時間帯に運用しています】
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アマチュア無線は『じっくり時間をかけて遊ぶ娯楽』です。
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自分のあるべき娯楽の姿を描いたことはありますか?。

 

1,あるべき姿を描く

2,現状認識

3,その『あるべき姿』に到達するには何が不足しているか

 

要は、あるべき姿と現状との『ギャップ』を見極めるのが課題です。

 

何が不足していて、それを埋めるために、何を準備すべきか。

こういうことを考えるのが『グランドデザインを描く』ということです。

グランドデザインを描くには『戦略』が必要です。

 

春のDXシーズン到来!と楽しい時期ですが、あえて運用を止めるのも大事。

 

運用を止めて『脳みそに汗をかくくらい、戦略を立てること』です。

これを『やらない局』が、ものすごく多いのが『JAの特徴』に感じます。

また、設備も『これだ!これしかない!』という状態で、

DXに大事なアンテナも『選択肢がない状況』になると、

 

非常に、不自由な状況にある、といえます。

 

1,無線機や空中線は『武器』であり『戦術』に過ぎない

2,何を目標に、この娯楽を進めていくのかを考えるのは『戦略』

 

ラグチューの交信でも、専門誌でも『戦術』ばかりが目立ちます。

 

1,戦術の失敗は、戦略でカバーできるが

2,戦略の失敗は、戦術ではカバーできない

 

冒頭、私は『アメリカ方面』を『あえて外している』と書きました。

 

北朝鮮のように、アメリカが嫌いでもありません。

アメリカは『世界一、アマチュア無線家の数が多い』うえに、

広い国土がありますから、暖かくなってから取り組んでも遅くはない。

 

慌ててアメリカ50州を追っても、どうせ40州くらいしかできない(笑)。

 

さらに、慌てなくてもアメリカは逃げないですし、

ボチボチやっても、メインに目標を置いているグリッドロケーターは、

自分の生活リズムで『北米がやりやすい時期にやったらいい』と割り切っています。

 

ザッピング的な運用をしていると、既交信局ばかり増えてしまいます。

 

私は、2020年からFT8の運用を始めましたが、

7.041MHzは『国内局の既交信局だらけ』になってしまい、

CQを出しても、呼ばれることは激減しています。

 

ここで『あえて、半年間は戦略的に運用を止める』という方法を取っています。

 

3年間も7.041MHzで国内向け交信をやった結果、

ありがたいことに、JCC-600は達成しアワードの認定も頂きました。

本来ならば、JCC-650、JCC-700を目指すべきなのですが、

新規でFT8を始める局が『もう少し増えるまで運用を止めている』のです。

 

また、JARLの『QSLカード問題対策』も兼ねています。

 

JARLQSLカード問題は『JA国内の問題』なので、

JA-JAの交信を『しばらく止めること』で、

私宛の紙カード発行は減少します。

 

QSLカード問題を『論う(あげつらう)』ヒマがあれば、DXにシフトしました。

 

DX中心に軸足を置くと、必然的に『LoTWやeQSLでのCfm』になります。

JAでDigitalモード運用局も、eQSLを発行しておきながら、

保険をかけてなのか、重複して紙カードを出す局が多すぎます。

国内交信は、QSLカード問題が『一段落』してからでも遅くはないでしょう。

 

hQSLをススメてくれる局もいます。

 

しかし、交信の都度、メールを送られてくるのも、

私にとっては、メールボックスが一杯になって『有難迷惑』です。

hQSL専用のメールアドレスを取得すれば済むのですが、

eQSLで『何が問題なのか』が、私には理解しがたいことなので見送っています。

 

そんな事情から、hQSLを採用する予定はありません。

 

私にとってのアマチュア無線は『AWARD認定を目標にした娯楽』です。

JARLが『QSLの取得方法は問わない』と明示した以上、

世界二大QSLシステムである『eQSLとLoTW』で、十分楽しめています。

 

流行っているからと、迎合していてはキリがありません。

 

1,何がしたくて

2,何をしないか

 

きちんと『戦略』を持っていたら、流行に左右されることは最小限で済みます。

 

また、サイクル25のピークが今年だ!とか騒がれています。

それは『2026年か2027年にはっきりすること』なので、

今は『どうでもいい』と思っています。

 

さらに、サイクルボトムに転じた時の想定も大事です。

 

サイクル25のピークが今年ならば、

じっくり計画を立てて『ハイバンド中心の運用』で楽しめます。

ミドルバンドでザッピングしていては、

サイクルボトム期に『既交信局だらけ』になってしまい、

それこそ『自分にとっての遊び場がなくなる』かも知れません。

 

FT8が、次のサイクルボトム期にどんな伝搬を見せてくれるのか。

 

前のサイクルボトム期にFT8が登場しました。

その頃の専門誌を読み返していますが、

『未知の伝搬』が見えてくるかもしれないとも書かれています。

また、前のサイクルボトム期にはFT8の運用局が少なかったですが、

次のサイクルボトム期には、前回とは比較にならない数の運用局が、

世界中に増殖しているので、非常に楽しみです。

 

といったところで、所詮は『娯楽』に過ぎないのですがね・・・。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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