●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●JAって、ホンマにガラパゴス。

無線雑誌を読んでいると、FT8のような『トレンド記事』も目を引きますが、相変わらず『CWがどうした』『AMがこうした』と。こういう記事を書いている寄稿者に限って、eQSLやLoTWすらやっていないのには仰天します。日本には法人格を持ったJARLがありますが、世界各国のBUROは『日本のクラブ局』や『公民館のサークル活動級』の『無線連盟』も多々あります。もちろん、こういった連盟に加入していない個人局も多々。それでも『交信確認は大事にしている』のですね。JA局は、恵まれているのを再認識することと、いつまでもJARLが『今のまま未来永劫続かない』のを認識した方がいいと私は思います。

【写真:DL5JANは、電子メールでハイレゾのQSLも送ってくれた】
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QSLカードは『単なる名刺交換』ではありません。
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交信確認証・・・それを収集することこそハムライフそのもの。

 

私の無線の先輩が『AWARDをせずに、何を楽しむのか?』と、

しょっちゅう言っていました。

 

確かに、CWもAMも『MODE(電波形式)』としては、

それぞれの『楽しみ』や『深み』はあります。

とはいえ、単にMODEである・・・ということです。

 

そこに『傾倒し過ぎ』るのは、いかがなものでしょうかね。

 

これだけコンディションアップを感じるにも関わらず、

DXをやらない、FT8をやらない・・・、

サイクルのアップダウンを感じない国内交信に終始していては、

 

そのうち、必ず飽きが来るもの。

 

・数十万円のRIGと、同額のアンテナを揃え

・交信確認に関しては、相変わらず紙カードをJARLしか対応できず

・ハムログをはじめ『ログの電子化』すら、おぼつかない

・eQSL、LoTW、clublog、QRZ.comは『先送り』する

・AWARDは『マニア』がするもの・・・と誤解している

・なんかっちゃあ『わからへん』と言えば済むと思っている風潮

 

ホンマ『何がしたいのですか?』と、常々感じます。

 

JAの場合『HF=7MHzに出るコト』の風潮も、おもしろい傾向です。

海外局の傾向は『HF=DXをやる』ってのが『相場』です。

もちろん、各国の局も『自国同士』の交信もやっていますが、

基本は『海外交信が主体』です。

 

JA局に関してはムセン運用のトリセツ』がいりそうです。

 

・スキル低下

・OMの指導力低下(中身は4アマ、資格だけA級2アマ・・・)

・まず、自分でどうにかしようと努力しない

・動画が教科書

・なんでもタダで教えてもらって当然と思っている

 

ダメだ、こりゃ・・・、です。

 

世界各国のOMが『FT8に熱狂』するのは、

サイクルボトム時にCWでは『到底、交信できないDX』とも、

微弱な電波でも交信ができたJT65の派生版、と解釈しています。

 

JT65が片道約60秒かかっていたのに対し、

FT8は、その1/4で片道15秒の送信時間に収まりました。

デコードはJT65より落ちるものの、

解析力を犠牲にしてもコンディション変化の激しいHFなら、

FT8で交信機会を増やす・・・いかにもアメリカらしい合理的発想です。

 

・WSJT-XもJTDXも、オートマチック車を普及させたアメリカ人の発想

 

パイルになっていれば『CWの方が速い』こともありますが、

ここまで『世界標準化したFT8』から、

めんどくさがりのアメリカ人が、

めんどくさいCWをやるでしょうか。

 

AT車に慣れたアメリカ人が、めんどくさいMT車に乗るのは一部の人だけ。

 

JAのCWerの多くは『CWこそ最高の通信手段』と『思い込み』が激しいです。

 

確かに『ダイレクトに伝わるCWやPhoneは、楽しい』です。

 

でも、アマチュア無線界においても『電子化』の波が押し寄せています。

CWもPhoneもやるけれど『FT8』でプロパゲーションをモニターする、

こういった『感覚』も必要ではないでしょうかね。

 

・PCを持っていない局もいる・・・という主張もわかりますが。

 

なんでもかんでもスマホでできるのは、

アマチュア無線に限っていえば『そんなの、もっと先の話し』です。

そもそも、スマホなんてのは『よく使う機能だけをチョイスしたケータイ』です。

 

・PCを持っていない・・・中古で1万円台から買えるので、買え!と感じます。

 

・何十万円もするRIGとANTを揃え

・交信記録も交信証明も『紙』でやっている非電化のアナログ局

 

金銭感覚の『バランス』が『おかしい』ですね。

 

・10万円~30万円でRIG・ANTを整備し

・5万円程度でPCを用意し

・無料配布されているFT8で交信し

・無料で始められるeQSL、LoTW、clublog、QRZ.com等でCfmを得る

JARLやARRLのAWARDを『目標』に

 

まずは『少しの努力で達成可能な目標を持つ』のが長続きの秘訣です。

 

多くの『JA局』は『もっと成功体験を積む訓練』が必要です。

交信自体が楽しいのは『せいぜい3~5年』まで。

何とか、初回の局免許更新はこぎつけても、

無目標で、だらだらやっていては『飽きて当然』です。

 

QRP運用も『工夫』のひとつなのですよ。


毎度おおきに。ほんじゃーね!


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