●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●コンディションがいいのに『砂の嵐』なワケ。

サンスポットナンバー(SN)が200を超えていますね。HF・ハイバンドのコンディションもよくなっています。50MHzも北米やらEUやら、いい感じで入ってきています。430MHz帯・FMの交信をワッチしていると『Esが開いていない』等々の声も聞こえてきます。なぜでしょう。

【写真:今、地上波アナログテレビを見ている人はいますか?】
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◆要するに、おおかたの局が『デジタル通信』に『移行したから』です。
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前のサイクル24なら、SSBやCWで『いかにDXをやるか』がテーマでした。

 

ほとんどデジタルモードで運用する局もいませんでした。

しかし、今回のサイクル25は『デジタルモード』が全盛です。

決して、従来モードの運用を否定はしませんが、

とにかく、運用局が少ないのです。

 

あたりまえですが、ワッチしてもノイズだけで『砂の嵐』ですね。

 

従来モードを否定はしないものの『時代遅れ感』は否めません。

確かにコンテストのときなどは『従来モードも盛況』ですが、

コンテストが終わると、やはり多くがデジタルモードに戻っています。

 

その『現実』を『一旦は、受け入れる』方が『得策』じゃないか、と思います。

 

はっきり言って、CWの電鍵と同価格か、

それよりも安価で、中古のPCが手に入ります。

OSはWindows10や11を搭載している中古のノートPCで、

CWの新品電鍵と同価格でデジタルモードに入門できる時代です。

 

私は、やらないと『もったいない』と感じます。

 

サイクル25も『この2~3年でピーク』を迎えます。

まぁ、サイクルボトムに落ち込んだとて、

デジタルモードならば、周波数の選び方次第でDXも国内も遊べます。

 

でも、これだけDXがやりやすい昨今です。

 

コンディションがいい今、一定の交信数の分母を上げておくのは、

今後の、ご自身のアマチュア無線ライフを『長続きさせるきっかけ』になると考えます。

 

例えば『DXCC』を狙うとします。

 

DXCC入りするには『100エンティティ』のコンファームが必要です。

それも、LoTWでのログマッチングか、

紙カードを入手してフィールドチェックを受けるなど、

どうあれ『ログマッチ』と『紙カード』しか認めてもらえません。

 

3アマ的運用でも、100エンティティくらいは『誰でもできるプログラム』です。

 

・AS:22エンティティのCfm

EU:29エンティティのCfm

・AF:7エンティティのCfm

・NA:7エンティティのCfm

・SA:9エンティティのCfm

・OC:26エンティティのCfm

 

これだけで『ジャスト100エンティティ』になります。

 

また、半径10,000km圏内には100を超えるエンティティがあります。

まずは、自身の設備で『どうやったら安定的に10,000km飛ばせるか』を、

私は『真剣に考えて、それを実現する設備を持つ』のをオススメしたいです。

 

3アマ的運用でも・・・。

 

7・18・21・24・28MHzの『5つのBand』を駆使すれば、

1年後には、LoTWだけでも100エンティティ超えになるでしょう。

慌てて、勢いで2アマを取ったところで、

しっかり4級・3級の運用をしていないなら、

せいぜい『10・14MHzが許可された局免許状を額に入れて飾るのが関の山』です。

 

また、ハイバンドでEs交信が叶わない『もう一つの理由』を述べます。

 

この数年、天変地異が続いた上、多くのアマチュア局が高齢化しました。

天変地異で、大きなアンテナが倒壊したり、高齢化で撤去されています。

ご自身の手で『アンテナを上げ下げできる「ミニマムな設備」にも移行している』のです。

 

ミニマム設備でも遠方との交信したい・・・必然的にデジタルモードへ移行。

 

強烈なEsが出ていて、本来ならば『かなりにぎやか』だった50MHzでも、

SSBなどの運用局は『まばら』になっています。

そんな中、CQを連呼しても『応答率が低いのは当たり前の現象』です。

 

周囲に、FT8をやっている局はいませんか?。

 

休日に限定すれば、確かにSSBやCWの運用局は『平日よりは多い』と思います。

だからといって『今日はコンディションがいい』というのは『早計』でしょう。

平日も、コンディションがいいのですが、やはり運用局が少ないのは仕方がありません。

 

でも、FT8/FT4等に目を向ければ『ガンガンDXが入っている』のです。

 

 

従来モードが『終了』したわけではありませんが、

通信手段が『変わった』のです。

その『現実』を受け入れ『では、どうすれば長く楽しめるか』を考えるには、

いいきっかけになる昨今ではないでしょうか。

21MHzあたりを使えば『1-DAY WAC』なんて、しょっちゅうできるのですよ。

 

砂の嵐を相手にしても、楽しいでしょうか・・・?。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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