●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●高齢者を首都圏に集中させると・・・


【写真:今も昔も国が何でもやってくれると思ったら大間違いである】


18日の夕方のNHK第一放送で、
『高齢者を地方に・・・』のテーマで、
議論されていた。


首都圏に高齢者が集中するのはマイナス要因が・・・


高齢化が急速に進み、
高齢者が首都圏や大都市に集中していると、
医療関係者や介護関係者が大都市に流れるという。


すでに似たようなことが起きている


震災復興や東京五輪関係で、
東日本に建設需要が集中し、
西日本の『職人』が東日本に流れている。


関西エリアでも職人の確保が難しい


『好景気』のムードは上がっているのだが、
いかんせん関西の職人が不足し、
こちらに残っている職人が多忙になり過ぎて、
『飲みに行くヒマがなくなった』と、
建設関係者の多くが口にする。
実際、タクシーの中で『ぼやいている』のだ


職人で賑わっていた地元の飲み屋も閑古鳥が鳴いている


5年後くらいに建設需要が一段落したら、
『雇用』の問題が出るのは見えている。
その頃に関西に戻ってきても需要があるのかは未知数。
そういう人たちが『医療』や『介護』に転職するとは考えにくく、
新たな日雇い労働者のドロップアウトが起きそう。
新たな路上生活者も増えると思う。


建設需要の次は『高齢者の医療や介護』だ


ラジオのインタビューで高齢者は、
『できたらイナカでのんびり暮らしたい』とはいう。
私の知人で63歳のタクシードライバーも、
65歳の定年を迎えたらタクシーを降り、
年金を受給して『九州の故郷』に帰り老々介護を兼ねて、
畑を耕さないといけない・・・と言っている。


高齢者も医療と介護が心配だと言う


高齢者が増える首都圏は医療や介護の需要が急増し、
若年層の医療関係者や介護関係者が、
東京に集中しているのである。


かと言って国が『高齢者は地方に!』と指図する話でもない


だいたい『国』に期待する方がどうかしているのだが、
日本は『普通の国』『先進国』と思い込んでいるから、
高齢者と高齢者を支える従事者を支援しないといけないだろう。


何かとカネがかかることになりそうだ


自生しているタロイモや、
果物をむしって食べていけるような南の島ならともかく、
悲しいかな日本は『仕事』をして『カネ儲け』をしないと、
年金くらいでは食べていけない『いびつな国』になった。


かと言って『国が、国が!』といっても国はろくなことはしない


今はまだ団塊世代の多くも元気だから、
元気なうちに世代を超えた、
協力体制みたいなコミュニティを作っておく必要があろう。
年寄り同士が固まったり、
若い人だけで固まったりするのではなく、
世代間を超えた『何か』が求められている。
それが可能になれば地方へ高齢者を呼び、
安心して老後を過ごせる社会になると思うのだが。


ひとつの『要』が第一次産業への従事か・・・と思っている


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※知的刺激の材料として活用いただくために、
 あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
 『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
 発想や気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright:(C)2015 Ota-Tadashi All Rights Reserved.


━━<PR>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

http://ameblo.jp/mintakudann/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▲私が参画している『NPO法人・みんなの未来かいたく団』▲
耕作放棄地再生、人の再生、物の再生をミッションに
大阪・大阪近郊の耕作放棄地を開拓・開墾して、
都会と里山をつなぐ活動を展開しています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━





▼下記の広告は、この記事とは無関係です