●初対面の人と１分で仲良くなれる。

もしも『人見知りのタクシーに乗ってしまったら・・・』。ときどき『愛想のない運転手のタクシーに乗って、気分が悪かった』という話を聞く。まぁ、ドライバーに悪気はないのだが、タクシー業界は『日本産業の縮図』のようなもので、タクシー乗務員になる前は『荷物を運んでいた人』や『モノを言わない鉄や機械を相手に仕事をしていた職人さん』も多い。私は、幸い、前職が営業職だったので、基本的には人見知りはない。だが、やはり、ご乗車いただいて『最初の一言』である『目的地』を告げられるまでは『その都度、緊張感が走る』。

【写真：異業種交流会や合コンでも、初対面ではみんな同じ】

最初の一言は『こちらからかける』と自分の緊張がほぐれる。

タクシーの場合、多くは『はい、どうぞ！』から始まる。
私の場合は大きな声で『はい、ありがとうございます』で挨拶を交わす。
これは、相手が『強面（こわもて』だろうが『酔っ払い』だろうが、
関係なく『ありがとうございます』でお仕事スタートだ。
この、挨拶には、緊張感をほぐすのとは別の意味もある。

大きな声で挨拶をするのは『犯罪防止』なのだ。

今でこそ『ドライブレコーダー』が搭載されていて、
乗客の顔、服装、話し声、支払い時の『金種』まで、
すべてが『鮮明に記録される』ようになったから、
昔のような、タクシー強盗は激減した。

でも、乗り逃げなどの犯罪は少なからず報告されている。

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◆話題の膨らませ方
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異業種の会にせよ、合コンにせよ、
多くは『初対面の人』と『時間と場所を共有する』。
たいていの場合、参加費が必要だから、
せっかく行ったのなら『何らかの収穫』がほしい。
人と人が出会う場など『そうそうない』のだから無駄にはしたくない。

『はじめまして』
『私、〇〇と申します』（名刺を出す）
『どちらから来られましたか？』
『お仕事は、どんな業種ですか？』
『お休みは主に何をなさっていますか？』

みんな、話しかけられれば喜んで話に応じてくれる。

タクシーの車内で、男性の乗客は『割と話題が決まっている』。
土日は『ゴルフのあとの打ち上げ』も多く、
そんな帰路にタクシーをご利用いただくことも多い。

『今日は、ゴルフだったんですか』
『どちらのコースを回られたんですか』
『スタートは早朝ですか』
『腕前は、いかがですか、１００切るんですか』
『すごいですねぇ、私らボギー叩きまくりですわ』

こんな程度で、最終目的地まで話題が尽きない。

とはいえ、もう腰と頸椎を痛めているから、
ゴルフとは無縁な生活なのだが、
日曜日の昼間のゴルフのテレビ観戦は好きだ。
特に、女子ゴルフは見ていて飽きない。

とにかく、話しのきっかけを作る些細なネタ探しに全神経を張る。

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◆名刺について
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異業種交流会なら仕事名刺でもOKだと思う。

ざっくばらんな会なら『プライベート名刺』を別に作っておく。
今や、Facebookなどもあるのだから、
名刺だといって『住所』『電話番号』『メールアドレス』を入れる必要もない。
特に、女性の場合、プライバシーに関わることを、
初対面の人に教えるのは抵抗があると思う。

スバリ『名前だけの名刺』でもいい。

裏側に『取り組んでいること』『興味のあること』など、
少し、自分の個性を書いておけば、
話題が広がりやすい。

その後、SNSで友人になってから少しずつ親密になってもいいだろう。

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◆とにかく、初対面は『緊張』なのだ
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異業種交流会を主宰していたころ、
必ず、参加者の中に『ひとり、ぽつん』としている人がいる。
こういう人の心の中は・・・。

『ひとりぼっちで心細いなぁ、どうしょう・・・』
『誰か、声をかけてくれないかなぁ・・・』

私は、一人でいる人を探して声をかけるようにしていた。

すると、こちらは声掛けをしただけなのだが、
相手にとっては『ひとりぼっちだった私に声をかけてくれたいい人』になる。
今は、日々、対人コミュニケーションの連続の仕事なので、
あんまり交流会に出かけることもなく、
休日は、やりたいことをするようになっているのだが・・・。

それでも、誰とでも仲良くなれるのは最大の特技かも知れない。

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◆誰とでも仲良くなれるには・・・
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誰かに声をかけてもらって・・・という受け身では、
誰とでも仲良くなんかなれっこない。
相手のことなんか『話しをしてみないとわからない』のだから、
とにかく、声をかけていくのだ。

自分から声をかけるだけでも『感謝される』ことも多い。

『〇〇業界のこと、初めて聞きました。すごく面白いですね』
『へぇ〜、すごいお仕事をされているんですね』
『そうなんですか！。すごく勉強になります』

初対面でも『この程度のやりとり』は誰にでもできるはず。

言われた側は『期待されているんだ』とも思うし、
話しかけられたら『好感を持つ』のは普通の感情だ。
せっかく、人が集まる場に来ているのだから、
誰もが『何かを話したい』と思っている。

そのきっかけがつかめないから、初対面の気まずさがある。

まぁ、受け答えの実例を少し列記してみたのだが、
本当は『言葉』より『気持ち』に反応することである。
その『気持ち』の中で特に聞いてほしいのが・・・。

『うれしいこと』だ。

話しが少し弾んできたら『最近、何か嬉しいことってありました？』。
交流会や合コンで『こういう問い』は、
案外と『想定外』で『ノッてきやすい』のだ。

ノッてくれれば、あとは相手が勝手にしゃべってくれる。

もちろん、自分も『うれしかったこと』を用意しておくのは言うまでもない。
慣れてきたら『言葉』に隠れている『感情』や『ホンネ』に敏感になること。
どうせ、おカネを払って、時間を費やすのだから、
楽しいひとときを過ごしたいものだ。

人は、ほめたら、どんどん会話がはずむ。

私は、ブログでは『けなすことばかり』を書いているが、
現実の場では『いいところ探し』にアンテナを張っている。
もちろん『ほめる』のと『べんちゃら』は異質なものだ。

大事なのは『相手に好意＆敬意を持って誠実に接する』こと。

いいところ探しをするのが身についてくると、
自分自身の『審美眼』も養われてくる。

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◆まとめ
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１、感じた瞬間、すぐに言う
２、いいと思ったことを、具体的に言う
３、感情を言う

初対面なら、印象、服装、持ち物、話題の面白さ、
二度目以後なら、髪型、オンオフのギャップ、
とにかく『思ったことをすぐに言う』のが肝要だ。

例えば、スーツ。

△『素敵なスーツですね』では弱い。
◎『スーツが折り目正しく、ピシッとされて、憧れてしまいます！』
◎『きらきら光って、素敵なネクタイですね』

相手は『ほほぅ、そう思ってくれるのか』と相手にもパワーを与える。

当然ながら、親近感も湧くし、付き合いの幅も広がっていく。
また『私は、こう思う』『こう考える』という意思の表れは、
相手への信用度アップにもつながっていくのである。

何かのご参考になれば幸いだ。

とにかく、自分から話しかければ『１分』で仲良くなれる。

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▼ちきりんの日記▼
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/
★なかなか、鋭い視点で、勉強になるよ★
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　あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
　『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
　発想や気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。
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