●OTA(On The Air)

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●まずは、100エンティティ。

私は『DXCCを追いかける』のは『ほどほど』にしました。とはいえ、3アマ的運用でも『まずは、100エンティティ』が目標でした。この記事では『飽きの来ないHF(短波)の運用』を、ぜひニューカマー局にもおすすめしたいと考えて書きました。V/UHFで開局される方が多い昨今です。HFの魅力は『変化』にあります。430MHz帯で、よく耳にする『どこまで飛ぶかやっています』というフレーズに否定はしませんが『計算で概ね、見当がつくV/UHFより、空中状態の「変化」でHFを楽しみのひとつに加えてほしいな』と考えています。


【写真:昨年に交信したイスラエルの局のeQSL】
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◆サイクル25のピークを堪能しましょう。
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HF(3~30MHz)は、地球を取り巻く『電離層反射』での、

ダイナミックな、地球規模、宇宙規模の遊びに醍醐味があります。

電離層は、地球と太陽の織り成す自然現象を利用しています。

 

通信環境は、日々、時間とともに変化します。

 

3アマ的運用でも『DXCC入り』は十分可能です。

DXCCはARRLの規定に沿った『世界の区分』である『エンティティ』との、

交信数を増やしていく楽しみをもっています。

 

まずは、100エンティティやってから『運用の方向性を決めればいい』。

 

逆にいうと『100エンティティもやらんで、あーだ、こーだいうな』です。

ニアマ資格が話題ですが『資格より、実務経験が大事』です。

DXCCを追いかけるのを半分捨てている私が言うのも変ですが、

DXCCを追いかけるには、資格だけではなく敷地確保や設備費にも、

けっこうなおカネがかかります。

 

100エンティティまでは、そんなに大枚はたくことなくできるものです。

 

アマチュア無線を長く続けるためには、

飽きの来ない『HF』、できれば『CW』、多くの局が運用する『FT8』など、

この『3つ』を『自分なりの遊び方』に取り入れられることをオススメします。

 

私が、100エンティティを達成してからは、方向性が決まってきました。

 

アマチュア無線ばかりに、おカネをかけていられない

・ほかの遊びも充実させたい

・あたりまえながら、老後資金も意識すべき

 

ミニマルな考えの基に、3アマ的運用へリサイズしています。

 

・オナーロールを目指すには、やはり1アマで500W~1kWは、ほしい

・5-BandのDXCCなら、最低2アマの200W

・DXチャレンジも、やっぱり2アマの200Wは必要

3アマのオナーロール局もいますが、運用の中身が怪しい(笑))。

 

ミニマルな生活をしたい自分には、どうも合わないので方向性が変わりました。

 

3アマ的運用でも、いろいろな遊び方があります。

 

・複数のバンドでWAC(六大陸)を狙う

イデオロギーの絡まない、GLスクエアを増やす

・ハイバンドのコンディションが低下しているとき、AJAなど国内を増やす

 

冒頭に掲げた写真は、イスラエルからのeQSLです。

 

連日の報道で『イスラエルとの交信チャンスが減った』と感じます。

ロシアとウクライナの関係も、ウクライナとの交信頻度が減りました。

自分の電波が『海を越えて遠い外国まで届く』のは『ロマン』があります。

 

本来、世界情勢に敏感になるはずです。

 

・紛争が起きているエンティティは、行く末が気になります

・情勢が悪くなれば、ムセンどころではなくなります

・国の分離や独立、併合などはDX界にも影響があります

 

JAの局には『エンティティは単なるスコア』に見ている局も多いのが残念です。

 

JARLのアワードに『ADXA』というのがあります。

JAを含むアジアの30エンティティと交信し、QSLを得る(Cfmする)というのが、

ADXAのルールで、JARLが発行する国際アワードです。

 

難易度は、DXCCの100エンティティと同等に感じました。

 

手探りで、あるいは『方向性がわからないのに、我を張る』のは遠回りです。

まずは、DXCC入りやADXAくらいはクリアしてから、

自分の運用の仕方、方向性、遊び方を絞る方が『いい結果が出る』と思います。

 

DXCCに限らず『自分なりの目標設定』は、はっきりさせるのが大事です。

 

かといって、最初からDXCCを捨ててしまうのではなく、

まずは、100エンティティをクリアするまでの間に、

交信のスキルアップが上がってきますし、

自分なりの『運用方法』や『遊び方』が見えてきます。

 

逆にいえば、DXCCをやらないのであれば、ニアマなどいらない、です。

 

ニアマ諸氏から反感を買うのは承知で申し上げれば、

バンドごとにDXCCを狙うとか、5-Bandとか、

DXチャレンジを狙うとか、そこらを複合的にやるならニアマは必須です。

そもそも、5-Bandには『14MHz』が含まれていますから、

5-Bandを狙うなら、ニアマを取っていないと『絶対に実現しない』ですね。

 

それを『やらない』のであれば、ニアマの資格はあってもなくてもいい(笑)。

 

私が『ミニマル生活』をやっている以上、DXCCは100エンティティで十分。

 

・少し足りない環境に身を置き『どう工夫するか』

・自分にとって、何が必要なのか、何が不要なのか

・趣味だからカネがかかるのは当たり前という、人生設計の例外を作らない

 

世の中には『趣味なのだから、極力おカネをかけない』という分野もあります。

 

何が言いたいか・・・せっかく取得した資格を『長く飽きずに続けるのが大事』です。

私の仲間にも『第一級』ながら、

彼は『3アマ的運用なんて甘い。オレは4アマ的運用!』と言いながら、

DigitalモードのHF・10Wで『何バンドもWACやるんだ』と張り切っています。

 

IC-705の10Wだけで、150エンティティやっているのですから仰天です。

 

アマチュア無線はいろんな楽しみがありますからねぇ・・・とは、

言い得てますが、やはり『でも100エンティティ超えくらいはやっても損なし』です。

そもそも、ハイバンドのコンディションがいい時期です。

慌てて、ニアマ・14MHz・200Wをやらなくても『ボトム期』に残しておけば?。

 

・1.9MHzでDXをやるなら、やっぱり第一級が必要かな

50MHzでもDXをやるなら、やっぱり第一級が必要かな

コスパがいいのは、やっぱり3アマ的運用かな

 

資格も大事ですが、私は『実務経験』だと感じます。

 

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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