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●体験を買え!、アマチュア無線界におけるモノの重要性とは?。

アマチュア無線界に限ったことではありませんが『モノを買うな、体験を買え』の考え方が、今後はさらに大事になってきます。ムセン交信を聴いていると、相変わらず『モノ(RIGやANT)の話題』が多いと感じます。また、動画サイトでも、相変わらず『RIGのレビュー』も多く、X(旧Twitter)では『RIG着弾!開封の儀』。モノ(道具)から入るのも大事だとは思いますが『それを手に入れて何をしたいのか?』。

【写真:CQ誌のコピーどおり『海外交信』を楽しみたいのでは?】
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◆業界が、まるでわかっていない。
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ムセンショップは『私たちの遊び道具を売っているお店』です。

 

そのお店が売っている『遊び道具』で『遊ばない』から、

私たちがハムショップを訪れても『遊び方』までは教えてくれません。

そんな『ていたらく』ですから『どんどんやめていく人が後を絶たない』。

 

遊んでいる側のアマチュアも『学歴偏重の延長線上』にあります。

 

・本当は、一番コスパのいい『3アマ的運用』をきちんとやらず

・会社時代の刷り込みのような『差別化』みたく『ニアマ』を取る

・差別化症候群は、販売側もユーザー側にも『はびこっている』

 

レッドオーシャンにいると、一生『差別化』に悩まされます。

 

・ニアマになって10・14MHz・200W

DXCCは、200~250エンティティの平均点

・Top DXerも、案外『インチキQSO』が、はびこる

 

アマチュア無線界で『独自化』というのは、難しいのでしょうかね。

 

趣味というものは『有意義な時間を過ごすこと』にあります。

なるべく、カネをかけずに『有意義な時間を過ごす』方がいいと思います。

QSOパーティのQSOを聴いていると『ステッカーは集めていない』とか、

あるいは『毎年、参加しているがログやサマリーは提出したことがない』とか、

 

そんな声が多く『もったいないなあ』と感じます。

 

・20~30局のログ作成は、せいぜい30~40分

・サマリーの作成は、ざっくり10分

・送付用の84円切手と返信用の切手が84円で、合計168円

・封筒代が、送付・返信用合わせて、20円

・ログとサマリーの控え用コピー代が、20円

 

208円で、ざっと1時間、遊べる。

 

いまどき、200円ちょいで、1時間も遊べますか?。

 

冒頭のCQ誌2023年10月号の『海外交信』は、

まさに『体験を買う』ための『入口』です。

いまどきは『Digitalモード』もやらないと、

なかなか海外交信数が増えませんね。

 

RIGやANT談義も結構ですが、実際の『運用』の方が大事です。

 

WASA-HFは、10・14MHzを外しても楽しめます

・AJAも、1.9~7MHzの3-Bandの駆使で『1,000の市郡区』くらいできます

 

JARLの『体験運用』に力を入れたい気持ちはわかります。

 

ニューカマーに優しく・・・と言われたら『ぐう』の音も出ません。

体験やニューカマーを大事にしたい気持ちも理解していますが、

今、一番大事にしないといけないのは『3アマ』のような『中間層』です。

 

ニアマになりたい人の多くは『法規はOKだが、工学で挫折』という人が多いです。

 

ニアマ試験の無線工学の多くは『数式』で挫折しています。

いわば『数学の勉強の仕方がわかっていないだけ』なのですが、

どうしても『差別化』したくても挫折した人は、

 

46,000円ほど払って『e-ラーニングでニアマ』を『買う』という状態です。

 

買ったはいいものの、さらに差別化を求めて200WのRIGを、

600,000円ほど払って手に入れるのですが、

海外交信を楽しむ前に『ANTの実験』とかの『理科の実験道具』が、

これまた『うまく、使いこなせていない』のです。


ここが『アマチュア無線業界がわかっているのか?』と疑問に思います。

 

・遊び道具を買う側に

・遊び道具を売る側が

・遊び方を教えられていない

 

アマチュア無線界が『衰退』するのは、あたりまえです。

 

 

予定調和の趣味って、そんなに楽しいですか・・・?。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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