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●直火禁止のキャンプ場が増えた『本当の理由』。

俺様タイプのオラオラ系が繰り広げる『ガハハBBQ』は、単に『やかましいだけ』です。BBQは、たいてい『BBQの台』で焼き、椅子やテーブルを用意して『グループで「焼肉屋ごっこ」をしているだけ』です。となれば、ガハハ系BBQじゃなく『どんなことが原因で直火禁止のキャンプ場が増えたのか?』。気になりませんか?。

【写真:正しい『直火のやり方を知らないキャンパーが増えた』から】
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◆要は『マナーが悪い』ということです。
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アウトドア雑誌などには『直火だと地中の微生物が死滅するから』と、

能書きを垂れています。確かに、間違ってはいません。

ですから、私は『昔から、石の上に鉄板を置いて、そこで焚火していた』。

 

もちろん、直火も数えきれないくらいやりましたよ。

 

あたりまえですが、焚火をした後始末はきちんとします。

ほとんど『焚火をした形跡がない状態』に戻します。

石が黒焦げにはなりますが、もともと『黒焦げの石』を探して、

その石を集めて、かまどを作ったり焚火をしたりはしました。

 

人間が、そこで火を使う以上『ノーインパクト』はあり得ません。

 

本格的にアウトドアをやっている人や、

インストラクター級の人は『相応の教育を受けているはず』です。

そういう方は『ローインパクト』を意識しています。

 

そんな方ばかりなら、直火禁止も増えなかったでしょう。

 

ところが『ブーム』となれば『裾野人口』が増えます。

中には『ちゃらんぽらん』な連中も交じります。

 

・燃やしてはイケない石油系のゴミや、ゴム系のゴミも燃やす

・焚火の始末をせず、ほったらかしで帰る

・あたりまえのように、散らかして帰る

 

直火であれ、焚火台であれ『燃やしていいのは薪か炭』です。

 

直火禁止にしたキャンプ場は、

キャンパーが『自前の焚火台』を使うため、

きちんと後始末をするようになり、

結果的に『よかった』と話されています。

 

まあ、ゴミの捨て方は、相変わらず・・・。

 

ホームセンターで安価に揃えたアウトドア・ギア類を、

『1回で元を取った!』とばかりに、

テントやら、BBQの台や、焼き網まで捨てて帰る馬鹿者も、

少ないですが、いることはいます。

 

私が、晩秋や冬季のキャンプが好きなのは・・・。

 

物好きという面も否めませんが、

虫も少なく『ガハハ系』も、ほとんど来ない。

本当に、野営を楽しみたい人たちが『それなりの装備』でやってきます。

ほとんど視界に入らないくらい、近隣サイトとは距離が保て、

常識的な『普段の生活時間に就寝される』方が多いので、

ストレスは、ほとんど感じない、という点にあります。

 

また、この歳で稜線のビバークは、もうしんどい(笑)。

 

直火も楽しいのは確かですが、

カンタンな焚火台を作って持参するだけでも、

現地で『試してみよう』となるのは、

クラフト精神もある証拠で『いいこと』だと思います。

 

100均の『キッチン用バット』でも、下に石を置けば立派な焚火台です。

 

ローインパクトが、普通に理解されていた時代は過去のことです。

ふんわりと理解されている方が多いので、

まずは『焚火台は必須』で取り組んでいただき、

そこから『機会があれば理解を深めていただければいいな』と思います。

 

かつて四駆が大流行した20~30年前。

 

カタログ写真の真似をして川に乗り込んではスタックする四駆。

清流の中で、機械油を浮かせて『仲間に引っ張ってもらうバカ』。

都会では考えられない『清流の水』を『簡易水道』に使っているのを、

流行りで、にわかキャンパーたちは知らなかったようです。

 

見回りに来た地元林業の関係者が、駐在所に連絡を入れ警官が来たことも。

 

また、川で中性洗剤を使って洗い物をするキャンパーも多かったです。

そこの下流地域にも簡易水道が敷かれていて、

四駆の機械油や中性洗剤の汚水を『飲料水に使っている』のです。

 

マナー以前に、こういうのは住民の権利侵害の犯罪なのです。

 

そういうことを知らない、アウトドア・リテラシーの低い連中は、

フィールドで遊ぶ資格も資質もないと、私は思っています。

そういう人たちとは、同じ空間に居たくないものです。

 

ノーインパクトは無理でも、ローインパクトを意識しましょう!。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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