●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

◆天災から地縁コミュニティが復活!?

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ラジオパーソナリティ
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大阪の朝日放送ラジオの朝の顔(声)、道上洋三さん
が何十年も朝のラジオをず〜っとやってる理由をご存
じでしょうか?


神戸の地震の時も、崩れた家の下敷きになって、声さ
え出せなかったお年寄りが、生きたまま発見された理
由に『孤独の恐怖を紛らすために老人が聞いていたラ
ジオの音が捜索員の耳に入ったから』だそうです。


その後の復興も『ラジオの向こうでアイツが喋ってる。
アイツが生きてるのなら、自分だってまだ生きれる』
って、地域住民の励みになったんです。


当時、被災した老齢者が商店街を再興する……………
その底力の逞しさの源が何なのか………………………





『ただの地域愛でどうしてこんなに頑張れるのか』




道上さんは『うかうか辞められない』と、気を引き締
めたというのです。素晴らしいじゃないですか。



後発のFM放送各局は『軽快な音楽放送』でリスナー
を掴もうとしました。


従来のAMラジオは『喋り』が基調。これは、ラジオ
放送が設立された頃から同じですよね。


昔は情報源が少なく、ラジオを聞くのが、国民の習慣
みたいになっていました。


当時からラジオ・パーソナリティをしていた人たちも、
高齢化しています。またAMラジオを愛するリスナー
も同じく高齢化しています。番組に出ている人だけじ
ゃなく、聞いている人も老いているんですね。


ここまで続いたら、ラジオ・パーソナリティとリスナ
ーの間には『太い絆』ができているんですね。


このブログでもたびたび『コミュニティFM』について
の記事を扱っていますが、私が思うに『いつまでも、
軽快な音楽』や『かっこいいDJ(続いてのナンバ〜は
…とかいうイメージ先行のあれですよ)のマネ』なん
かそろそろ卒業して『どうしたら住民との絆を作れる
か』に注力した方がいいと思うんですがねぇ………。


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谷口集客技術研究所・谷口肇司(Taniguchi-Tadashi)
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