●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●万人に効く「成功の特効薬」などない。

成功本の中には『ありがとうを言え』とか『感謝しろ』とか、ただの挨拶程度のことを仰々しく言うのがある。ありがとうを連呼したら、本当に成功するのか?。一度、仏壇の前に座って『ありがとう』を気が済むまで連呼してみた。ただ、疲れただけである。



【写真:紙に書いたら夢が叶うってのも・・・どうなんだか】


成功本に聞きたい。


『ありがとうを連呼して大富豪になった人がいるのか』


成功本を実践するのはいいとは思う。
中には、なんでもかんでも成功本の言うことを鵜呑みにして、
何にもありがたくない自慢話満載の『ありがとう新聞』なるものを、
メールにPDFで添付してくるような、
単純思考の中小企業の社長がいた。


『押し付けがましいメルマガはやめてほしい』と返した。


それ以後、『ありがとう新聞』は来なくなった。
ありがとうって、何か自分にできないことを、
他人さまにやってもらったり、
頂き物をしたときに『ありがとう』『どういたしまして』と、
あいさつ程度に交わす言葉である。
もちろん『ありがとう』の言葉は美しいし、
上手く使えば『魔法のことば』でもある。


ないものが手に入ったから『ありがとう』だ。


ありがとうの語源も考えずに、
アホのひとつ覚えみたく、
ありがとう、ありがとう、では、
進歩も発展もない。
無いものが手に入り『有難し』だから『有難う』だ。
いらないものまで『ありがとう』を言っていたら、
ただの、アホとしか言いようがない。


なんでもかんでも、出版物を信用するのはどうかと思う。


戦時中、鬼軍曹の鉄拳制裁を二等兵が受けて、
『軍曹殿、ありがとうございます』とか言っていた。
赤紙が来ただけでも絶望に立たされるのに、
練兵場では上官殿に殴られて『ありがとうございます』を言わされる。
さらに、前線に出たら、敵の鉄の雨が降り注ぐ。
生きて復員できれば『成功者』かも知れないが、
祖国に帰れなかった兵隊さんはどうなんだ。


だが、である。


ほとんどの人が『ありがとう』を1日何回も言っている。
職場で誰かにコピーを頼んで仕上がった時や、
お茶やコーヒーを入れてもらったとき、
あるいは、営業さんが集金や注文をとってきたときなど、
上司は『ありがとう、ごくろうさま』と声をかける。


当たり前の話じゃないか・・・?


ありがとうを連呼する人が成功するなら、
・コンビニやスーパーの店員さん
・電車、バス、タクシーなど公共交通機関の乗務員さん
・商店街のおっちゃん、おばちゃん
みんな『成功本がいう「成功者」』になっているはずだ。


普通電車の車掌さんは・・・。


『ご乗車ありがとうございます。次は・・・』と、
始発駅から終点駅まで『ありがとう』を連呼しているぞ。
市バスの運転手さんも『はい、ありがとうございます』と言うし、
タクシーの乗務員も『ありがとうございました』を、
乗客の降車時には必ず言っている。
たまに、320円程度のチップを頂ける程度で『成功者』と言えるのか?。
本当に『成功本は読者をなめてんのか!』と思うことがよくある。


ただ、ひたすら『ありがとう』を唱える・・・。


この程度で『成功本が言う成功者になる』のなら、
日本は、もっといい国になっている。
何か、出版のための出版になっているのが、
あまたある『成功本の実態』と勘繰りたくなる。


金運を呼ぶサイフ、高級靴、高級時計・・・


カネをかけたら『成功者になる』とでもいうのか?。
どうも、大事な点がズレている。
私が知っている『成功者』のほとんどが、
思ったより『質素』な持ち物である。


ただ、考え方が凡人とは違うな・・・と感じる。


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┃1、自分は何がしたいのか。
┃      ↓
┃2、どんな暮らしを望んでいるのか
┃      ↓
┃3、自分が望む『幸せの具体的な姿』を描いているか
┃      ↓
┃4、理想の暮らしを築くには(実現のためには)
┃      ↓
┃5、どのくらいのおカネがいるのか
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そのために『何をどうするのか!?』が多くの成功本は書いていない。


成功本も、ウソは言っていない。
だが、何となく思考の順番が違っていたり、
『こうすれば、誰でもできる』のような、
安易な書き方が多いのが腹が立つのである。


万人に効く特効薬などない、と声を大にして言いたいのだ。


ほんまかいな・・・


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 あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
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