●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●今は、産業革命真っただ中。

産業革命広辞苑から引用してみよう。産業革命とは『インダストリアル・レボリューション』、つまり『産業が一変し、小さな手工業的な作業場に代わって、機械設備による大工場が成立し、これとともに社会構造が根本的に変化すること。産業革命を経て、初めて近代資本主義経済が確立。1760年代のイギリスに始まり、1830年以降、欧州諸国に波及』とある。



【写真:ウチの営業車も24時間、無人でタクシーが配車できるシステムを試験導入】


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◆常に『現代の産業革命を直視するべき』である。
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タクシーを呼ぶ・・・。


従来は、タクシー会社に電話をかけて、
『どこそこに1台お願いします』というやりとり。
もちろん、現在も『電話』が主流だ。


でも、スマホのアプリ⇒GPS位置情報⇒直近の車両に⇒自動配車・・・。


手工業が大工場という産業革命は『製造』に変革を起こしたが、
今は『情報のやりとり自体』が『完全自動化』できる。
タクシーの配車ですら『完全自動化の方向』だから、
配車センターのオペレーターも1人で対応できるような感じである。


今までは、週末の繁忙時には最低3人のオペレーターが必要だった。


こういうシステムが入ると、
1人体制で対応ができる。
確かに開発費などはかかるが、
この5年くらいで価格は10分の1にまで下がってきた。
安くなれば、導入を考えるタクシー会社が増えるのも当然だ。


産業革命で、何が怖いか・・・。


いわゆる『仕事がなくなる』のである。
私が20年、携わってきた広告の制作現場でも、
最低3種類の職種が世の中から消えた。


文字組版・版下・製版・・・職業から消えた。


この3部門は『付加価値』が高く、
かなり儲かったのである。
だが、デザイナーがMacを使い始め、
まずは『文字組版』の専門職が消えた。


デザインも組版も『デザイナー』がやってしまう。


版下作業も、デザイナーのMacの画面上で処理されるから、
紙の版下製作者も職業ごと吹き飛ばされた。
さらに、一番付加価値が高かった製版作業も、
専門業者など必要がなくなり、
印刷業者の一部門で製版担当者が数名いる程度で対応ができるように。


デザイナー⇒印刷業者⇒おしまい、である。


その印刷に関しても『これって、紙のカタログ、いらないんじゃない?』と、
どんどん、Webに置き換わってきている。
大手のカタログ通販会社も『紙のカタログ』を大幅に削減する。
当たり前だが、紙の需要が減るのだから、
下請けの印刷業者が軒並み倒産する懸念があるが仕方がない。


そういう、ステップを、私も踏んで『今』がある。


もちろん、世の中から印刷物が消えることはないが、
それとて『最低限必要な分』で『一番安いところに発注する』、
そんな動きが『当たり前になっている』。


テレビでも、ネット印刷の宣伝が活発だ。


私が広告屋に戻る気がないのは、
もう、印刷自体に付加価値がなくなり、
それこそ『消耗戦』になっているからである。


まだ、タクシーの方が、自動運転までは年数がかかる。


一番、強調したいのは、
今、どんな職種も『自動化』で『職業ごとなくなる危険がある』ということだ。
それくらい、強烈な『産業革命』の渦中にいる。



▲燃費がいいハイブリッド車がさらに普及したらガソリンスタンドも減少する。


一生懸命、営業活動しても『どうにもならないこと』もあるのだ。


私も、いずれ『スマホ』を持つ日が来るとは思う。
だが、ITの発展の裏側で、命を落とした同業仲間もいる。
その人たちの弔いの意味も込めて、
まだ、しばらくはスマホを持とうとは思わないのである。


どんどん、ITは進化している。


紙の地図も、カーナビゲーションに置き換わり、
地図の専門業者も、どんどん業務縮小を余儀なくされている。
もちろん、早めに廃業した業者もいくつかある。



▲カーナビの普及で、紙の地図の需要が激減した。


強調したいのは。


・職種が消えても、生きていくには何とかなる
・職種が消えても、ツブシが効くように
・職種が消えても、決して命を絶ってはいけない


誰でも一生に一度、最後には『地雷』を踏むのだ。
焦って、自ら地雷を踏んだり弾に当たらなくても、
時期がきたら、必ずお迎えがくるようになっているのが世の中。


大変革の時代、お互い、踏ん張ろうではないか。


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▼ちきりんの日記▼
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